5月31日(金)に、JZ Brat SOUND OF TOKYOで行われた"KO-HEY'S Play With Somebody~Soul Cafe~"を観に行きました。
KO-HEYさんと椎名純平さんが二人でやる超アナログなライブ。人が音を奏でる、そのグルーヴの気持ちよさを堪能しました。(以下ネタバレ注意)
渋谷駅という迷宮を運良くすんなり攻略し、この看板を見た時「よっしゃ、観に行くからには一曲一曲しっかり書くぞ!!!」と、思ってたのですが……
ぇ、ちょっとまって。
すんごいびっくりしました。KO-HEYさん目の前。
正直「どの曲がよかったですか?」って質問されたら、こんな至近距離で聴いたら全部よかったってしか言えませんよマジで。完全に語彙力木っ端微塵。
「楽曲の裏話なども聴いて、それを含めてライブを楽しんでほしい」とKO-HEYさんがライブの冒頭に話していたので、MCを可能な限りメモしました。
一言一句全ては書けず、脳内補正が入ってる部分もあります。100%完璧一致で正確ではありません。
……それでも、可能な限り徹底的にトークをメモりました。どんな感じの話をしていたのか、楽しんでいただけたら嬉しいです。
ちなみに、Play With Somebodyのテーマは『リラックス』とのこと。それじゃあいってみよう!
【※以下、純平さん→純/KO-HEYさん=K】
1曲目:In my mind(純平さん弾き語り)
@僕は悟空、後輩は悟飯
純平さんが'03年デビューで、今現在も音楽活動し続けてるコトに対してKO-HEYさんが「すごい」と褒めていた。それに対して、最近の若手と純平さん自身をドラゴンボールにたとえて……
純「僕は悟空なんですよね。修行したりして、サイヤ人になるまでに時間がかかるんです。だけど、後輩たちは最初からすぐサイヤ人になるじゃん。デビューしたばかりからすごい」
@曲のタイトル付けについて
純平さんは楽曲やアルバムタイトルは作っているときに浮かんでくるけど、最近リリースしたアルバム(LOST)はアルバム名も曲名も一夜漬け。
ふんわりと決めたため、記憶もふんわりとしか残っていない。それに対して……
K「TAKEは直感でタイトルを決める派。だけど、SOSで色々つけすぎて大変なコトになってる」
(※Sounds Of Snow、Save Our Souls、STAY OR SHINE、S・O・S、Save Our Smiles)
2曲目:世界
@世界という曲に対して
純「デビュー曲だから調子に乗っていた。カッコつけてた」
K「歌詞がダンディだからダンディ」
純「今の若い子たちは、リアルタイムに起こっている事を書くけど、僕はこれができない。俯瞰的にしか詞が書けない」
この俯瞰的の例えを身振り手振りをしながら説明していましたが、歌詞のストーリーを少し離れたところからじーっと見ていると例えてました。
(関係ないけど……小説書くときは私も近いのでわかるなぁと勝手に頷いてました。ひっそりこっそりガン見してる。なのになぜか主人公の語り口調である一人称視点スタイル←)
3曲目:白昼夢
@白昼夢という曲に対して
純「(この曲を作った頃は)禁断の愛を育んでいたんです。(以下、説明しづらそうな感じになり……)」
K「これだけねぇ、人生歩んでたらねぇ、そらホコリ出ますよ。」
純「ハイ!ホコリだらけでーす!(超ニッコニコな声で手を挙げながら)」
@演奏終了後……
K「僕がね、いつもプレイリストに入れて聴いてる曲なんです。その曲の一部になってる気分になれて、嬉しい。こんなん、お酒進むでしょう?」
(お客さん拍手)
純「飲みすぎたーのは♪(※突然、男と女のラブゲームを歌い始める)」
K「この世代の人はやっぱり歌いますね。KO-ICHIROさんも歌いますよ。そういえば、KO-ICHIROさん、昨日のライブ(ピアノコンサート)ではワイヤレスマイクだったことが嬉しかったそうです。」
※TAKEさんはマイクは有線というこだわりがある。Skoop On Somebodyのライブも基本有線マイクだし、今回のPlay With Somebodyも有線マイクだった。
純平さんは北海道でライブをしていたけど、札幌みたいな大都市だけではなく、カーリングチームのロコ・ソラーレの地元でもある北見市常呂町でもライブをしている。
(ちなみに、ロコ・ソラーレのメンバーのお母さんもライブを見に来たことがあるらしい)
KO-HEYさんは「すごいよね」と褒めるけど、チームの名前が出てこないと話しながら
K「あれなんでしたっけ?えっと……メンソーレみたいな」
私(wwwww……沖縄県民にクリティカルヒットする笑いやるのズルいwwwwww)
4曲目:eternity flame
@出てこない……けど歌うと。
純平さんは札幌ではライブの2、3日前は歌おうとすると歌詞が出てこなかったらしい。
……が、ライブ前まで一行目のワンフレーズが出てこなかったけど、歌うと自然と歌詞が出てきた。
@eternity flameのここが好き
K「この曲のサビのフレーズが好きなんです。斜に構えたところがいい。純粋だけど斜に構えてる。そこに愛を感じる、優しさを感じる。永遠の使い方がいいんです。」
純「ホントはね、純粋なんです」
5曲目:kiss of life(SadeのCover)
@音楽イヤイヤ期への対処法
純平さんは年一で音楽へのイヤイヤ期がくる。そのときは3日ぐらいぶっ通しでファミコンをしている。(ちなみにこのファミコンをしてる間は徹夜でやったりもしている。)
すると「俺、これでいいのかな……音楽やろーっと!」と音楽に戻ることができるそうです。
@一人と三人のMCの違い
一人で活動することに対して、純平さんは「MCでボケっぱなしができるからいい」と話していた。それに対して……
K「三人だとボケを拾わないと申し訳なくなる。ボケを拾わずにライブをすると、ライブ終了後に「ボケ拾わなくてごめん」と楽屋で謝る」
ここまでは前半パートでした。ここから先は後半パートになります。
@後半パート開始時
K「こういうの(曲の話をしながら、曲をやりながらのライブ)ってみんなどう?楽しんでる?」
(お客さん拍手)
K「曲の染み込み方が違うでしょう?昔のフォーク的な。そういうの好き。」
純「ちなみに大阪にライブを観に行くと、(出演者が)スーパーの買い物の話をするじゃないですか。アレをマネしてやってみると、話に集中すると手が動かなくなる。僕には向いてないなと思いました」
6曲目:what's it all about
@what's it all aboutについて
純平さんいわく、楽曲に関しては『無くしかけてる恋を歌ってる』
(ニワカだけど)ブラジル音楽を聴いていて、サウダージという言葉に対して日本語にないなぁ、いいなぁ……と思った気持ちからきている一曲。
@『運命のイタズラ』
K「運命のイタズラって感じたことある?ポジティブ?ネガティブ?大体ネガティブな意味で使われるよね。もー、皮肉やなぁ、運命のイタズラや、どないなっとんねん……みたいな」
純「大阪ではイタズラって言わないよね」
K「いいませんね。運命のイケズになる」
ここからお互いの最近の運命のイタズラのエピソードになり……
純「僕が福井にライブに行く準備をしているときの話だけど、飼っている猫(メス)がね、妬いちゃって。『行かないでー!』って。僕が楽器とか入れてるカバンにシャワーしちゃったんです。それも、「忘れ物取ってこなきゃ!」みたいにちょっとその場から離れたタイミングでの出来事」
K「(ネコちゃんに対して)どう思いました?」
純「ちょっと軽い殺意抱きましたね」
K「僕はファーストドリンクで「ハイボールください」がそのままにラストオーダーになってしまうのが、運命のイタズラですね。」
純「どういうこと?」
K「最近、宿舎からライブ会場へ通ってますが、夜から飲みに行こうとお店に入ってね「ハイボールください」と頼むんですが、ライブが終わった後って時間が遅いんでね。これがそのままラストオーダーになるんですよ……(純平くんと)比べられない話でごめんなさい」
7曲目:utopia
@utpiaという曲について
K「ユートピアってどんな場所?理想郷って意味だけど……」
純「夢中になってる恋愛の初期を、皮肉に書いた曲。(※この続きは覚えていませんが、ユートピアがどんな場所なのかは語ってなかったと思う。)」
K「こういうところですよ。僕に無いものを持ってる。憧れちゃう」
@あっという間に過ぎていく
K「さっきの休憩のとき、後ろでスタッフに『2曲目で30分いっちゃってるんですけど……』って言われたんです。あっという間に過ぎていきますね。車の免許更新の講習は長いけど、こういう時間はミラクルに過ぎていく」
純「そうだよね。」
K「Skoop On Somebodyのライブは喋りで押してることがあるんです。KO-ICHIROさんが自由気ままだから、僕はそれを止める役でもあるので」
(このMCの話で、喋りまくってるけどしっかり時間に収めたコトの話をしていた気がする。)
8曲目:流れ星
K「この曲は純平くんの曲でも上位に入るぐらい好きです。彼の生きざまを感じられるので」
9曲目:秘密
K「最後の曲になりますが、秘密という曲になります。ここで伏線回収ですよ。今日限定のアーティストカクテル、皆様飲んでますか?(続けて味のコトとか紹介してたと思う)」
純「(ここでカクテルの内容説明)」
K「さて、秘密というコトですが……なにが秘密なの?『秘密やで?』絶対なんないよね。」
純「この曲はクラスのかっこいい男女の交換日記みたいな……が原体験(ここから先が思い出せない。ただ、交換日記を書いてた話ではなかった。)」
K「交換日記って大変だよね。Campusのノートでさぁ、シールなんか貼ったりして。俺、字汚いし3日4日まとめて書くし……」
純「交換日記やったことあるんですか?」
K「いや……(ちょっとリアクションに困ってる)」
純「やったことある人の話ですよね?」
(ここで観客が沸く。)
K「しかし、現代(いま)ってそんなことできないですよね。やるならLINEとかになるだろうから、ネットに残ってしまう。秘密とかバレちゃいますよね。デジタルタトゥー怖い」
10曲目:Today Stay Together(Cover)
?「つっぱってつっぱってソウル/R&Bを聴いてきた。お酒を10杯、20杯飲んで帰ってくる曲。結局帰ってくる場所みたいな一曲」
※もはやどっちが話してたか覚えてない。
ここからアンコール
ステージ登場後。
純「僕がKO-HEYさんと初めて直接お会いしたのは、仙台で初めてSkoop On Somebodyとライブしたときなんです。KO-HEYさんがかがんでいたから、打ち込みかなんかやるのかなぁ?と思ったら、なにかに座っていて。僕はそのとき初めてカホンというものを見ました。」
K「(※なにか話してたけど覚えてない……;;)」
純「でも、こうやって先走って引っ張ってもらってる先輩に誘ってもらえて嬉しいです。ありがとうございます。」
K「こちらこそ。なかなか会えない人、好きな人とこうやってライブができるのは、僕も嬉しいです」
EN1:Memory lane
純「この曲は記憶の道。今までたどってきた道のことです。さっきから同じ話してるね。失ったものの話。」
K「メロディと詞がそれじゃないとダメってことがあるよね。この曲がそうで、すごいなぁと思う」
純「嬉しいけど、ハードルが上がりますね(苦笑)」
EN2:You god a friend
(メモ書きがなかったです。スミマセン。。)
【おまけ】
終盤、どの曲だったか覚えてませんが、曲中にKO-HEYさんが奥にあるナニカをパラパラめくってました。(しかも、ドラムを叩きながらです。)
右から左にめくったと思ったら、左から右にめくったりしてて「ぇ、なんだろなんだろ」と気になってると、KO-HEYさんが手書きで書いたような文字がうっすら見えた。途中でぐちゃぐちゃに塗りつぶしてる部分もあったりして。
私が吹奏楽の頃に見てたドラムの譜面(五線譜におたまじゃくしが書かれてるもの)ではないんですが、何段かに分かれていて譜面っぽいんです。
KO-HEYさん「俺は俺譜面ってのがあって。バーッてメモってあって」
TAKEさん「KO-HEY譜面も好きやけどね俺」
思いっきりライブ中だったけど、以前ラジオでしていたこの会話が頭にふっと浮かんだ。
私「(これがあのKO-HEY譜面なのか……!!!!!!!!!!!!)」
1ページしか見えなかったけど、700%全部手書きだった。しかもそれが2、3枚ではない何枚もある。圧倒されました。
ライブレポは以上となります。
もし、東京公演ご参加された方で「ここ間違ってるよ」「ここで〇〇の話してたよ!」とかのご指摘ありましたら、非常に助かりますのでお気軽に連絡ください。よろしくお願いします。
(特に終盤とかメモが少ないので、あるとすごく嬉しいです。)
連絡先はhariのXアカウント(@hari_music)に直リプ、メールならharinoneiro@gmail.comまでお願いします。
【お知らせ】
来週ぐらいから、東京旅行記を載せます。
東京旅行記1、ライブレポ、旅行記2、旅行記3の4部作構成です。よろしければこちらも読んでみてくださいね。
以上!