9月7日(土)に、大阪ROYAL HORSEで行われたSkoop On Somebodyの"ClubSOS 2024"を観に行きました。この日は2回公演(1st:14:00/2nd:18:00)がありましたが、私が行ったのは2ndです。
今回、ライブレポはライブ編とMC編に分けました。そうしないと冗談抜きでライブレポの大半がMC KO-ICHIROになってしまいます。読みづらかったらスミマセン。。
また、2日連続更新で本日はライブ編、明日はMC編を公開しますのでよろしくお願いします。
会場である大阪ROYAL HORSEは50年近く続いてる老舗ジャズクラブ。年季の入った店内と雰囲気、まさしく大人が音楽を楽しむ空間。
小さな会場であるため、最前列はマイク通さなくても歌声がはっきりと聴こえそうな距離。私は奥側の席で、ステージからは遠く背中越しにはPAさん(会場に流れてる音をコントロールする人)がいた。
ここから先は700%ネタバレです。配信ライブを観るまでネタバレは嫌だなぁ……という方は、配信ライブ終了後にお待ちしてます。
それじゃあいってみよう!(以下ネタバレ注意)
2人時代のナンバーである"Stay Together"からライブの幕があがった。
原曲はビートが打ち込みになっていて音数豊富ですごく賑やかだが、グルーヴに芯がないような感じがした。だけど、KO-HEYさんのドラムが入ったことでシンプルになり、地にしっかりと足がついたような太い軸ができていた。
また、KO-ICHIROさんがシンセで鳴らす太いエレキギターの音色が聴こえて驚いた。
REJOIN後、私が観たライブ(※配信含む)ではギターソロをシンセを使ったギターにしたアレンジはなかったと思うので、挑戦を続けるSkoop On Somebodyの音楽に期待し胸が高鳴る。
続く"My sunshine day"ではTAKEさんのフェイクとファルセットが絶好調。
今回のライブが200%間違いなく素敵なライブになる。そう確信ができるような、気持ちいい高い歌声が会場に響きわたった。
曲が終わり『きみには弱い』のイントロが聴こえた瞬間、TAKEさんがマイクを持った手がすごく色気を纏っていた。ぇ、さっきまで普通の手でしたよね←
なんでそんな一瞬で手が……と誘うような手に思考を軽く奪われそうになる。
「ただ術もなく 心は揺れる」と歌声が聴こえると、ただ術もなく曲の世界観に惹き込まれてしまった。
2番Aメロ「いつかは枯れてしまうでしょう」「旅する時間旅行」の2フレーズではTAKEさんが歌にアレンジを入れる。ギリギリ攻めるような、かなり弾んだ感じの歌い方は新鮮。
これは私が知ってる『きみには弱い』じゃない(もちろんいい意味です!)
※MC1
MCが終わるとピアノ、歌、カホンによる"ClubSOS version"が2曲続く。
1曲目は『線香花火』。
今回のセットリストには無いが"Shining Days"のとき、TAKEさんは歌いながらお芝居みたいに身振り手振りをし、独特の空気を放っている。
ステージ上のTAKEさんは手を動かしなにかを表現しているようであると同時に、そのときに放ってる空気と似たようなものを感じた。
……おそらくだが、TAKEさん自身に見えてる風景を引きずり降ろそうとしていたのだと思う。おそらくだけど(大事なコトなので2回)
歌い終わり切ない空気が漂ったあと、最後に漏れたTAKEさんの息遣いには色気があった。
最後の息遣い、たった一息それだけなのに微かな不埒さや夜感を感じてドキドキした。
Club SOS version2曲目は『青空』
イントロではKO-HEYさんがマレット(先に毛糸がついてるスティック)を使い、シンバルロールをする(ロール=連打)。
いつもよりも細かく丁寧なスティック捌きからは、真剣さと気合を感じるような音の響きを感じた。
2番AメロではTAKEさんがKO-ICHIROさん側を見て歌うが、KO-ICHIROさんのピアノTAKEさんの歌声がめちゃめちゃキレイにハマっていた。思わず聴き惚れてしまうぐらい素敵だった。
Club SOS Versionが2曲続いたあとは『ステラ』
ラストの"la la la"ではTAKEさんのファルセットのフェイクが気持ちよく突き抜ける。
それに触発されてKO-HEYさんが気持ち良すぎるドラムを叩く。この立て続けの流れにはすっかりヤラれてしまった。
曲が終わると、TAKEさんはめちゃめちゃ嬉しかったのか「on drums KO-HEY」と3回名前を呼んでいた。
(ちなみに、2回目は思いっきりKO-HEYさんタオルで顔の汗を拭いていたため、びっくりしていた。)
KO-ICHIROさんが拗ねてるコトに気づいたTAKEさんは「on keyboard KO-ICHIRO」と3回繰り返す。
すると、3回目にはKO-ICHIROさんはタオルで頭を巻いて「湘南乃風」とHAN-KUNさんの真似をする。
KO-HEYさんに「……と、いうより(チャゲアスの)CHAGEさんじゃ?」としっかりツッコミを入れられていた。
※MC2~MC KO-ICHIRO~MC3
"My home town"に入る前に、この曲ができる経緯をTAKEさんが語る。
”Save Our Souls"からベルトコンベア的に売れていくのを感じているときに、心のどこかで「違うんじゃない?」と思ったときに作ったナンバーというエピソードを明かした。
曲が始まると、KO-ICHIROさん太いシンセベースから始まり一気に世界観に引き込まれていき、終盤にはアレンジが入る。
TAKEさんが「聞こえるかい 聞こえるかい」と繰り返さず「聞こえるかい My dearest town Osaka」と歌う。最後の最後は”My dearest town Osaka. I love you.”で曲を締める。
私「(これを自然に言える、歌えるのすごい……あーもーTAKEさんかっこよすぎるって////////)」と心のなかでめっちゃくちゃジタバタしてました←
同時に、これを察して対応する力と3人の息があった感じ、これぞSkoop On Somebodyだよねとすごくグッときてました。
(※実は……この曲若干記憶が曖昧ですので、間違い等ありましたら教えて下さい。ブログのコメント、SNSでの直リプやリプライ、Wavebox、なんでもいいです。)
Sha la laではTAKEさんが「透明な想いのままで おおきに!」と歌い終わった後に大阪弁で続ける。間奏ではKO-ICHIROさんとKO-HEYさんがセッション。
KO-ICHIROさんがKO-HEYさんに「先にいけ、同級生にかっこいいところみせて」というと、KO-HEYさんのドラムソロがスタート。
途中でドラムを叩きながら「サンバホイッスル、持ってないの?」とKO-ICHIROさんに確認すると、BPMが上がって曲のスピードが早くなる。
サンバホイッスルを持っていないKO-ICHIROさんは、立ち上がってサンバのステップを踏んで突然サンバを踊り始める。すんごいノリノリ。
(脳裏にサンバを踊るおねーちゃん達が浮かぶぐらいキレッキレでした。率直にいってすごい。もちろんKO-ICHIROさんはスーツ姿です←当たり前だろ!)
そのBPMが上がったままの状態でKO-ICHIROさんとKO-HEYさんのセッションが始まる。語彙力飛ぶぐらいのシビれるような演奏、最高でした!!
(ちなみに、Sha la laの最後の最後は、TAKEさんがKO-HEYさんにマイクを渡してました)
Hooray Hoorayの曲前で少し曲前にTAKEさんが話をし、最後に「応援と言う名で騒ぎませんか?キュンという気持ちを盛り上げませんか?」というと、突き上げるようなドラムのキックが聴こえて、いつもの流れに。
KO-HEYさんがひたすらキックを刻みながらのMC。
KO-HEYさん「友達も知らないアイテムがあるんです。これだけやってるのに、SNSでもネタバレはしてないの」
TAKEさん「(KO-HEYさんの友人に対して)あっ、うちわは置いておいて、あと1000円札、準備しといて」
KO-HEYさん「聞いてる?◯◯◯◯◯◯◯、あ、名前言ってもうた。◯◯◯◯◯◯◯わかったか?何本か買え。」
(※◯◯◯◯◯◯◯には同級生さんの名前が入りますが伏せます。ちなみにわざと文字数もバラバラです。個人情報公開ダメ絶対。)
やや凄みをきかせた声でドラムセットに座ったまま同級生さんに呼びかけた後、KO-HEYさんはお客さんに対して「ついつい言葉悪くなってすみませんねぇ」と謝る。
また、一万円札を準備した人に対しては「あ、お釣りがあるの?ありがとう」と話していた。(しかも、このときだけキックがとまっているという。)
そして、旗の販売が落ち着くと、「旗を持ってない人はぜひとも手拍子をしてほしい」という話に。
KO-HEYさん「手拍子のいいところはね、タダなんですよ。」という言葉に対して、TAKEさんが旗でシンバルを叩いてた。
ちゃんとこの目では見てないが、ドラムスティックでは無いものでシンバルがやや強めに叩かれた音がハッキリ聴こえた。
色々話してるうちに、ヤンキー座りでステージに座るTAKEさん。「九条感出ちゃってる」とKO-HEYさんにツッコまれても気にせず、旗をタバコっぽくくわえて振ったり。もはやカオスな状態もなりつつ曲が始まる。
※ こ こ ま で ラ イ ブ の 曲 前 で の 出 来 事 で す 。
そして曲が始まると、KO-HEYさんずっと片手を上げて旗を振っている。スティック持ってる手の動きは両腕の仕事してて忙しそう。
タムをめちゃくちゃ叩く曲ではないとはいえ、片手だけ労働基準法超えてませんか?と思うぐらい忙しない感じ。
腕を上げっぱなしで旗を振り、片手で両手分の仕事をしてもちゃんとしっかり手が動いてるの本当にすごい。(終盤で片腕上げっぱなしは地味にくるものがあると思う。)
バラ色ではTAKEさんがステージを降りて歌を歌う。
……これまで私は、TAKEさんがステージを降りるのを見たことが無かったです。要するに初。なので絶賛戸惑ってました。
私「(ゎー!ここでバラ色はテンション上がるって!w)」
突然ステージを降りるTAKEさん。
私「(え、まってまってこっちくるのマジ??????ちょっと心の準備ができてないんですけど???????)」
平然と目の前を歌いながらTAKEさんが通っていく。
私「(ぇ、すご……今の本当に本物だよね……本物だったよね。うん、本物だった/////////(※当然のことだが信じられなくて若干頭バグってる。))」
1番サビが終わる頃には一度ステージに戻り、2番頭は前列のソファの縁に腰掛けて歌う。めちゃめちゃ気持ちよさそうで楽しそうでかっこよくて、完全に心を奪われてた。
そしてステージに戻らずに入口側に行ってしまい「間違えちゃった!」と言いつつ駆け足で慌ててステージに戻り、2番サビは客席1列目のソファーに座って歌う。
そのまま間奏(音源だとKO-HEYさんの声が聴こえたりグラスの音が聴こえる部分)になっても客席に座ってるTAKEさん。
そのまま「現場のKO-ICHIROさーん、KO-HEYさーん」とステージ上の二人に呼びかける。楽曲全体を通してその自由気まま姿で全観客を魅了した。
(……ちなみに、TAKEさんが隣に座ったら多分レポ書けません。憧れが無いといった嘘になるけど、ゼロ距離で歌声聴いたら顔真っ赤確定で身体動かなくなるし記憶飛ぶ。)
『バラ色』で会場が高揚感に包まれた後は、"M.F.S.B."で会場が完全に一つになった。
いつもよりもBPMがやや高く曲が早く流れていくが、そんなコトはお構いなしに皆で一緒に声を出して歌う。純粋に音を楽しむ。
そのあったかい空間に、TAKEさんが頭に焼き付くぐらいのファルセットのフェイクが響いた。もう最高でしかない。
終盤ではKO-ICHIROさんがシンセベースとエロピの二刀流をしっかり決めていた。
ラストは、このツアーの前にリリースされ旅を共にしてきた『ANSWER~歓びの歌~』。
観客もステージも皆で声を出して歌っていくと、一体感ある会場に爽やかな空気が流れていく。
歌詞が飛んだりはしたものの、曲の終盤である"Oh yeah!"のところでTAKEさんは「答えをたしかめあおう」というフレーズを追加していた。
曲の最後の最後にはKO-HEYさんのドラムスティックが片手だけ飛んでいく。きっといつも以上に全てを出しきったのだろう。
アンコールは『今、僕はここにいる(ClubSOS version)』
アコースティックでしっとりとしながらも音にはハネ感があり、非常にグルーヴを感じるような演奏。Skoop On Somebodyってやっぱりグルーヴなんだよねと改めて思った。
ClubSOSライブレポ前編『ライブ編』はここまで。5000文字以上の長文にお付き合いいただきありがとうございました!
このライブレポのSNSでのシェアがあると本当に本当に嬉しいです。よろしくお願いしますm(_ _)m
ちなみに、5月31日に東京のJZ Bratで開催されたKO-HEYさんと椎名純平さんのライブ""KO-HEY'S Play With Somebody~Soul Cafe~"もライブレポを書いてます。よろしければ読んでみてくださいね!
おわりに。明日はMC編を公開し、明後日は夜にまつわるプレイリスト記事を投稿します。
夜が浮かぶような全15曲。イチオシと自信を持って言えるナンバーだけをセレクトしました。もちろんSkoop On Somebodyの楽曲も収録されてます!