Coming 2 you2023松坂公演、3人で絶え間なく化学反応し続けて、グルーヴィーなサウンドを届けるのがSkoop On Somebodyだと思えるような、素敵なライブでした。
そして、今回も見どころ聴きどころをまとめた配信ライブレポを書きました。
ライブのチケットを買われて観た方はアーカイブとともに楽しんでくださいね。
それじゃあ行ってみよう!
"Coming 2 you"のイントロが聴こえてから10秒後、TAKEさんが"You beautiful girl."ってカメラのガン見して微笑む。こんな始まり方するなんてズルい……。
そのあと完全にファルセットで心持ってかれてしまお、身振り手振り交えて歌い続ける姿に見惚れてた。
続くは"a tomorrow song"。
最後の繰り返すサビ(もう遅いけど叫ぼうぐらいから)はKO-ICHIROさんのエロピとKO-HEYさんのシンバルがめちゃめちゃ息ぴったりの演奏をする。
すると、KO-HEYさんのドラムに勢いが出始めたり「想いを想い出にできない」でTAKEさんがファルセットで歌ったりするので、必聴。
そして3曲目"Fly"は、2番のAメロがかっこいい。
TAKEさんがKO-ICHIROさんのところに行き、KO-HEYさんの畳み掛けるようなタム捌きが聴ける。
間奏ではKO-HEYさんが超笑顔で楽しそうにスネアとタム交互に連打したりスネアを叩きまくって、KO-ICHIROさんにバトンタッチ。
クールだけど熱いピアノソロを華麗にこなし、最後にジャーンと気持ちいいグリッサンド。もうかっこいいでしかない。(大事なことなので2回)
3曲が終わると一度MCへ。
最初の挨拶はKO-HEYさんのマネをKO-ICHIROさんとTAKEさんがしたりする。この地点で面白い。
悪天候だったのに晴れたコトに対しては、さっきまでクールなKO-ICHIROさんは「(晴れ男)ぱわ〜!」と旬のネタを入れてきたりする。
曲とMCのギャップが違う、これぞSkoop On Somebody(だがそこがすっごくいい)
MC開けまずは"Don't worry it doesn't matter"。
途中からTAKEさんはフィンガースナップしながら歌いはじめ、KO-ICHIROさんが間奏でシンセギターで盛り上げていくのは、テンションがアガる。
終盤のKO-HEYさんのドドンッと勢い良くタム入れてくのは、とても爽快感があってよかった。
そこからの「抱きしめて」は、TAKEさんのじんわりと熱のこもっている歌声がとても心地いい。
どんどん熱が上がっているのに、終盤のフェイクは優しくて。思わず聴き入ってしまうものがあった。
"Still"では音量は控えめながらも、あれこれ音を使い分け細かく丁寧なビートを作るKO-HEYのドラムをぜひとも聴いてほしい。
また、終盤の熱が上がったTAKEさんの歌声に続いて滑らかに奏でていくKO-ICHIROさんのエロピも聴きどころだ。
"Shining days(ClubSOS Version)"になると、すっとTAKEさんにスイッチが入る。視線の先には誰もいないのに、まるで誰かがそこにいるような雰囲気。
身振り手振りと共に曲のストーリーを観客に伝えて歌う。とても素敵で大好きです。
MCではTAKEさんとKO-ICHIROさんが前日泊まったホテルのサウナの話に。
TAKEさんとKO-ICHIROさんはサウナにいったらしく、シルエットロマンスなんて名言?が出てきたりする。
サウナの資格を持ってるKO-HEYさんからサウナ関する説明があり「(僕は)ライブ前日はサウナに入らない」と話すと「はよ言うてや」と返したりとゆるゆるトークを繰り広げる。
MC後、TAKEさんの「KO-HEYの最っ高のリズムから始まるから、ご期待下さい」の言葉から"ama-oto(ClubSOS Version)"。
3人のハーモニーを堪能できるナンバーでもあり、間奏ではKO-HEYさんとKO-ICHIROさんの息のあった演奏が聴ける。それにTAKEさんがノセられてより歌声に熱が込められる感じが伝わった。
曲が終わるとエロピソロを挟んで"Nice'n Slow"。
ここではKO-ICHIROさんはエロピだけではなくシンセベースも演奏し鍵盤二刀流状態に。粘り気のある低音が加わってグルーヴの気持ちよさが増す。
2番ではTAKEさんの歌声を追いかけたりなぞったりするようなフレーズを奏でてるので、そこはぜひ聴いてほしい。
そしてラビリンスへ。TAKEさんの歌声の熱がとても深くて、率直に言ってすごくドキドキした。
Nice'n Slowの終盤から徐々に熱が上がり始め続け、感情が高ぶってる感じがすごく伝わって非常にグッときた。
KO-ICHIROさんのピアノソロを挟んで続くは「青空」。
TAKEさんの歌声も熱の余韻が残っていて心地いいが、ずっと休みなしでピアノを引き続けるKO-ICHIROさんの音もいい。
特に間奏で鍵盤を連打したあとから、KO-HEYさんとグルーヴがとても噛みあっていくのでぜひとも耳を傾けて欲しい。
青空の最後の猫じゃらし(グリッサンド)の話をしたあとは、MC KO-ICHIRO。
Skoop On Somebodyの公式インスタのアカウントの話から始まり、初めて松坂に行ったときの話、ラーメン店の話ect……と、止まらず超大盤振る舞いの20分間。
お客さん全員が満足したとわかると、KO-ICHIROさんが自らトークを締めた。
KO-ICHIROさんが喋り倒したあとは定番曲"Sha la la(Club SOSver./THE FIRST TAKEアレンジ)"。
THE FIRST TAKEとは違い3人だけなので、聴こえるのは声のハーモニーとエロピ、カホンだけ。全て生音で織り成すので聴き入ってしまう。
「盛り上げれば盛り上げるほど、どんどん弾いてくれる」と初めてのお客さんへ説明し、歓声を受けてKO-ICHIROさんはソロでエロピを弾きたおす。
そして、曲が終わる頃には会場が一つに。
曲が終わるとキックの音とともに、MC KO-ICHIROと同じで恒例になってるKO-HEYさんのMC。
「タオル販売は最後、ラストチャンス、(ハンドタオルは)何枚あってもええもん……」と煽るに煽って煽りまくって客席からは求める手があがる。
「振れるもん皆、フレーイフーレイ!」というKO-ICHIROさんのあとは"Hooray Hooray"。
序盤、TAKEさんにちょっと痛そうなハプニングがあったものの、止めること無く歌い続ける姿は流石だと思った。
また、サビになるとハイハットを少し開いてかつ強くアクセントを入れるKO-HEYさんのビートがとても気持ちよかった。
続くは「ぼくが地球を救う〜Sounds Of Spirit〜」
KO-ICHIROさんの弾むようなタッチでリズムにのってるエロピは聴いてて楽しかったし、終盤のKO-HEYさんが畳み掛けるようにスネアを入れていくのはすごく爽快感があってよかった。
「バラ色」になると、TAKEさんがお客さんを煽るたびに会場の一体感が増していく。
お客さんがアガると3人もアガっていく相乗効果。ラストのTAKEさんのどこまでも伸びる歌声はとてもかっこいい。
また、KO-HEYさんの細かいビートのハイハットと、抜けのいいタムもアクセントになっているので聴いてほしい。
本編ラストの"M.S.F.B."ではKO-HEYさんにちょっとしたハプニングがあったものの、それでもドラムのアレンジを入れていくのはとてもよかった。
KO-ICHIROさんはTAKEさんに「素敵」と曲中にイジられてたし私もそれで頬が緩んでたけど……実は、エロピのシンセベース二刀流はこの曲でもやっています。そこに気づいてほしい。
アンコールでは新曲「きみには弱い」の話に。作曲者であるKO-ICHIROさんは某番組のポーズで達成感を伝える。
そして、新曲をここでやると突然のサプライズ。
「きみには弱い」初披露ながらも、KO-ICHIROさんは積極的にアレンジをいれていた気がする。
(原曲ではエロピは空気感や引き立て役のポジションだから確信はないけど。)
個人的には1番終わったあとと、最後のサビのあとにKO-ICHIROさんとKO-HEYさんが交互に刺激しあってアレンジ続けてたように思えてグッとくるものがあった。
披露したあとのMCで「きみには弱い」を「MC KO-ICHIROのように一生聴いてられる系」というTAKEさんの一言に「そうですそうです」とKO-HEYさんが続くと、すぐに2人で「ウソですウソです」と取り消すのが面白かった。
名残惜しさを感じつつも、ラストは"evergreen(Club SOSver.)"。
TAKEさんの歌声にはとても熱があり、声の震えで空気が揺らぐ感じは心を奪われた。息遣いは文字通り魂を燃やして歌っているという感じが伝わったし、3人のハーモニーにも魅了されました。以上!