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音楽・プレイリスト中心ブログ~Tune up the Music,Feel Groove Together!~

2024年上半期リリース限定ベストテン

 

2023年12月~2024年5月に配信・リリースされた曲の中から、私的ベストテンのプレイリストを作りました。

 

1アーティスト1曲縛りとなってます。

 

【選曲対象】

2023年12月1日~2024年5月31日リリースの新曲。

new mixといったmix系、Re-Recordingといったバージョン違い、Coverは対象外。

※ただし、選曲対象期間にリリースされた新曲のmixは対象となります。

 

 

 

10位:BANDAGE(Ayumu Imazu)

youtu.be

 

ファレルウィリアムス"Happy"よろしくサウンドがかっこいい。

 

2022年年間ベストに"Tangerine"が入っていたAyumu Imazuくんのナンバー。今回も今井了介さんプロデュースの曲だけど、この2人が組むといい曲が確約されてる。

 

音色豊富なビートと間の使い方がいい。尾を引くハイハット、硬めのスネア、何種類か使ってるクラップ、抜き差しが上手い指パッチンect...。

そこに絡む太いベースと低音のピアノのグルーヴィー感、尾を引くハイハット7回からスネアを入れてサビ突入。ここからストリングスが登場するのがすんごいお洒落。

 

 

 

9位:アイライ(森 大翔)

youtu.be

 

1音目からエレキギターが心を奪い取る爽快感抜群ソング。エレキギターの世界大会で優勝しただけあって、テクニックは怪物級。

 

エレキギターを重ねまくってるサウンドは感電待ったなし。細かく作られてるから何度も何度も聴いてほしい。

中盤には30秒ギターソロを入れてるけど、曲をスキップして飛ばすという思考が100%どっかに飛んでいく。しかも歌が入っても15秒ぐらい後ろで痺れる演奏が聴ける。

 

歌声も爽やかな声をしているので、楽曲とめちゃめちゃハマってます。森大翔(もり やまと)くん、今後がとっても楽しみです。

 

 

 

8位:終電後ドン・キホーテ(ウルトラ寿司ふぁいやー)

youtu.be

 

ウル寿司の新境地になった気がするナンバー。

 

「おつかれさま」や"Do!"、「全てはエンターテイメント」といった、日常に近い曲がウル寿司の強みだと思う。

ただ、それが切ない系ラブソングで出てたのは新境地。切ないのに甘酸っぱいハートウォーミング感は、ハッピーターンの甘じょっぱさぐらい絶妙。

 

パリピ☆じゃNIGHT』は私の中ではトリプルA面と思ってます。下半期に期待。

ちなみに、この曲についてはこちらで語ってます。

 

 

 

7位:フラワー(竹本健一)

youtu.be

 

まず言いたい、すごくいい音で録られてる。いい音の鳴るヘッドホンで聴いてみろ、飛ぶぞ。

 

声の厚みがハンパない。いくつ重ねた声で左右から包むんですか、幸せでしかないよこんなの。

特にファルセットになるところとか、いい意味でゾクゾクする。

 

そして、リズムの緩急のつけ方がいい。ふにゃふにゃと弾む音色のシンセとズドンとくるベースのグルーヴィー感には首が動く。

縦を揃えたサウンドにギターやタンバリンがいい感じのスパイスになってる。好き。

 

 

 

6位:BED TIME(GAKU☆MASA)

youtu.be

 

すんごい気持ちいいChillなナンバー。なんにも考えずこの曲聴いてとろけていたい。

 

中盤(2:10~3:40ぐらい)のピアノとギターの掛け合いからはじまり、交わり絡んでいく感じが気持ちいいでしかない。

後半は低い音が中心のかっこいいギターが聴こえてくる、そのあとすっと入ってくる高音のピアノ。Gakushiさんのタッチがマジで堪らない。

 

歌が無いとスキップしたくなる時代と言われてますが、マサ小浜さんのギターを聴いてほしい。渋い感じで超歌ってるから。

 

 

 

5位:ANSER~歓びの歌~(Skoop On Somebody)

youtu.be

 

これだけSkoop On Somebodyの記事だらけのブログで1位じゃないんかーい!って総ツッコミされそうだけど、上4つがマジで強すぎる。

 

身近さがあっていいとは思う……けど、どちらかというと、ゴスペルはじっくりと心の隅々まで広く大きな愛で満たしてほしいかな。

 

ただ、こういう挑戦だらけの曲が続く攻めの姿勢はとてもすごくいいと思う。それで『ステラ』みたいな曲が生まれたし。

いざ原点回帰で濃い黒っぽい曲作ったときには、鳥肌とか通り越したなにかになると思う。

 

曲についてはこちらで語りました。

 

 

 

4位:Come Over (Neighbors Complain)

youtu.be

 

4人全員テクニックおばけで頭一つとか二つ抜けてる。そのうえここまでグルーヴィー。

人が演奏をしているアナログ感がとてもあるし、叩き上げて磨き上げてきた実力派のおそろしさを感じる。

 

特に間奏明けのキーボードと歌声から始まるところがかっこよすぎ。Otoさんマジでかっこいいコトに気づかない世の中マジでどうかしてる。

また、歌詞には励まされた。一度諦めを感じて生きてる人間には刺さる。

 

あと……ここだけの話、On&Onと超迷った。マジで2曲に4位つけたいと思ったので聴いてほしい。

 

 

3位:光の跡 星野源

 

率直に言って、音が性癖。


みずみずしく透き通ったシンセの音色が中心になってるけど、めちゃめちゃ好き。

くわえて、音色を巧みに使って組み上げてるビートが好きすぎる。無機質打ち込みでループしてるからずっとビートを感じていたくなる。

特に、キック、TR-808っぽい低音、乾いたスネア、メトロノームっぽい高音、カバサ、フィンガースナップ(指パッチン)……特に、この音色の使い方が上手い。それがわかるのがサビ。

 

 

「惹かれあうのは なぜ(ツッタツーン)」
「ただ「見て、綺麗」だと手を引いた(チャチャ、パチンッ)」

 


このビート本当に大好き。最高。ツッタツーンが本当にクセになる。チャチャはカバサ、パチンッはフィンガースナップだけど、これも上手くハマってる。


「海に揺れる」「僕ら燃える」 の『揺れる』『燃える』で音程が上がって下がる感じは、いい意味でゾクゾクする。

 

 

2位:フライデーズハイ Penthouse

 

疾走感×お洒落×超グルーヴィーが最高。

 

浪岡さんのハスキーボイスは聴いた瞬間グッと世界に引き込まれて、そのまま疾走感にノセられて3分があっという間に終わる。

 

流れるような音も隙間に入る音もキレイなピアノ、派手なホーンと華やかなストリングスが作り上げる雰囲気はお洒落。

小物パーカッション大量投入、ピアノだけかと思ったらフェンダーローズもある、ドラムもキックが細かかったり手数が多かったり。音がみっちみちで超グルーヴィー。

 

サビ終盤の"Give me five I got it"からドラムのビートが変わるけど、大好き。楽しすぎる。こんなの首が動くし声出したくなる。

ライブで聴いたら300%楽しさが確約されてるから、沖縄にPenthouseきたら意地でも観に行く。

 

 

 

1位:Creepy Nuts "Bling-Bang-Bang-Born"

 

究極のキャッチー×驚異的な中毒性。

3分切ってるこの曲を1位に選ぶのは、とってもすっごく抵抗ありましたが……2024年上半期は"Bling-Bang-Bang-Born"か「それ以外か」ってぐらいに、他が比べ物にならない。

 

子供から年配の人まで口ずさんでしまうキャッチーな感じ、繰り返し繰り返し聴いてしまう中毒性。

「鏡よ鏡答えちゃって」「生身のまま行けるところまで」で、言葉のスピードをグッと落として高音で歌うの、いい意味でゾクゾクする。

 

……余談ですが、私の母(バブル世代の日米バイリンガル)曰く

「サビの"Bling-Bang-Bang-Born"の発音した時の気持ちいいし、これディスコでかかっても踊れる曲だから人気なんだろうね」

と、サビの口の動きをしながら話してましたが。超面白い見解だと思ったのでお伝えします。

 

 

 

以上。2024年下半期、そして2024年年間ランキングも作りますのでお楽しみに!

 

今週のお題「私の〇〇ランキング」

Skoop On Somebody新曲『ANSWER〜歓びの歌〜』感想

 

 

Skoop On Somebodyが「ぼくらが思うゴスペルってなんだろう?」と考えて出した答えは、喜びがある(泣きながら笑ってる)、人を元気にさせる、笑顔にさせるだった。

 

そして、それを形にした曲が『ANSWER~歓びの歌~』

Skoop On Somebodyのサポートベーシストとしておなじみの小松秀行さんとスタジオに入ってセッションで作ったナンバー。

世の中を照らすような眩しい光を放ち、シンプルでノリやすさに特化したサウンドが身体を揺らす。

 

世界レベルの広い目でも、国内といった狭い目でも。昨今はすごく陰鬱としているし、SNS上に限るけど刺々しい人が増えた。

だからこそ、これぐらい眩しい曲が世の中を照らすべきなのだろう。

 

約4000文字ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

 

 

【目次】

 

 

 

 

音を束ねて木の幹のように太くしたサウンド

『ANSWER~歓びの歌~』は、ライブで3人でも成立するようにシンプルにしたサウンドが特徴。

3人で演奏するスタイルでも楽曲の勢いが削がれにくく、かつリズムにも乗りやすい。そして、ライブで皆で大きい声出して盛り上がるのにもってこいだ。

 

 

 

「なんぼでも凝ったことはやろうと思えば時間かけてやることができる。でも違うなと思った。」

「難しいことはダメですよ」

 

 

KO-HEYさんがラジオで話していたように、一音一音が複雑に絡み合って織りなすのではなく、音を束ねて木の幹のように太くしたような曲。

KO-ICHIROさんの鍵盤が刻み続ける8分音符と、KO-HEYさんのドラムの8ビートの組み合わせは、屋台骨のようながっちりとしたグルーヴになっている。

 

 

曲が始まった瞬間からTAKEさんの歌声がかっこいい。キレがあってすっと耳に入ってくる。

 

メロは極力シンプル。ドラムと鍵盤にベースが加わり、薄く聴こえるオルガンが時々顔を出したり。

特に、AメロとBメロを繋ぐ絶え間ない鍵盤のアルペジオが心地良い。

 

サビではコーラスが登場。3人という少数精鋭でクワイアーアレンジはKO-ICHIROさんが担当。歌声が突き抜ける感じと太さに圧倒される。

また、KO-ICHIROさんピアノと小松さんのベースが揃って山を描くように音が上下する。これは思わず身体が動く。

(そのうえ、TAKEさんの歌声が重ねられてるの嬉しい。1人で声を重ねて出る厚み大好き。)

 

 

アウトロになると、KO-HEYさんのドラムの音がめちゃめちゃパワフルになる。そこにコーラスが乗っかると、ぶわっと突風が吹き抜けるみたい。

"Oh yeah"という歌声の厚みには「ぇ、本当に3人なんですか?5、6人いるんじゃないの……?」と驚いてしまう。

それをバックにTAKEさんが歌う"Sing it loud"がすっごく気持いい。きっとライブで聴くとつられて大きな声を出して歌ってる。

 

 

……ちなみに、各々のプレイも勿論いいんです。特に聴いてほしいのは2つ。

まずは2番サビ前、勢いのあるKO-ICHIROさんのグリッサンドは太陽の光と思えるぐらい眩しい。爽快感抜群な演奏。

そして、小松さんのベースは最後の「答えはいつでもこの場所に」以降とアウトロでは動きのあるベースプレイがしっかり聴けます。

 

 

 

歌詞の内容は『僕らのゴスペル』

 

「初めてダニー・ハサウェイの歌を聴いたとき涙が止まらなかった。その涙の理由を探して探して探してたどり着いたのが、アメリカのハーレムの黒人の教会だった」

 

作詞を担当したTAKEさんは自身のゴスペル観について、そうラジオで語っていました。

 

私はTAKEさんじゃないからわからないけど……サビや2番Aメロはこのエピソードなのかなと思っています。

ただ、当時のことだけではなく、今まで歩んできた人生の道のりがステンドグラスのように思えたのかもしれない。

 

 

そして、人に感謝の気持ちを伝える「ありがとう」や"Thank you"が歌詞にはいっぱい使われてます。

 

自然と人を笑顔にしたり、心をあたたかくするから何度も使われてるのかなと思った。

些細な言葉だけど……言われて嫌な顔する人っていないでしょう?

 

「日々感謝している」とメンバー3人でよく口にしていて、いつも笑顔でいますしね。

 

 

 

 

Skoop On Somebodyなりのゴスペルとは

 

TAKEさん、KO-HEYさん、KO-ICHIROさんがそれぞれ思うゴスペルを掛け合わせた今作。

REIJOIN前のTAKEさんが1人でクワイアーやサウンドを引っ張っていくゴスペルソングような感動は無い。明らかに別物になっている。

 

 

「聴いてくださる方にとって、横に置いておかないとダメっていうような音楽をもっともっと作っていきたいですね。」

 

 

"1997"がリリースされた際に、ドラムマガジンのインタビューでKO-HEYさんはそう語っていた。

思えば、"Save Our Smiles"も同じように元気になれる明るい楽曲。

 

1ミリも残さず、心の隅々まで満たしてしまう深い感動は無いかもしれない。そのかわり、音楽を身近に感じるコトができて、とっても元気になれる。

 

それがきっと、Skoop On Somebodyなりのゴスペルなのだろう。

 

 

 

MVについて

 

MVはダンサーさんを起用し3人が取り囲むような感じになっているが、すごくいいと思う。

廃墟で撮影したとKO-HEYさんが語ってたけど、それが現代の暗く重い空気のように感じた。真っ白な衣装のダンサーさんのキレッキレな振り付けは、その空気をかき消すように輝いていた。

 

(ちなみに、撮影には数時間かかったそうです。ダンサーさんは何回もアングルを変えて踊っても息切れしなかったらしい。すごい。)

 

 

……けど、『誰が主役』でしたっけ?

 

 

『音楽聴いてる人が主役』であれば、音楽聴いて踊るほうが主役と考えるコトができます。でも、好きで聴いてる側からすれば……3人が主役じゃない?

 

また、3人揃ったカットが一切なくて、個々を抜いて映してる部分しかないのも、ちょっと寂しいなと私は思いました。

(ちなみに、ステラのMVと同じ撮影チームだそうですが……ステラの最後に3人揃ってるところ、すごく大好きです。)

 

 

 

手厳しい感想

ここから手厳しいコトを3つほど書くので、苦手な人はスクロールしてください。

 

まず、MVの差し替えをするという公式コメントがしれっと消えてる。不手際が生じてしまい、一言お詫びして直したものを出すのならわかる。

 

だけど、コメントを出したにも関わらず削除はどうかなと思う。もう直しようがないのであれば、コメントで謝罪してYoutubeの動画欄に一言添えたほうがいいのでは。

 

 

続いて、歌詞の公開が遅いのは本当にやめてほしい。配信スタートから約3週間後に歌詞公開って遅すぎるでしょういくらなんでも。。。

しかも、SpotifyApple Musicには6月3日現在歌詞が無いです。流石にユーザー数が多い2大サブスクでは公開したほうがいいと思うんだけどな……。

 

 

そして、クレジット表記。これは邦楽業界でも出来てないアーティストいっぱいいる(し、私はそれに対してめちゃめちゃ怒ってます。)

 

音に対する追求がすごいんだし、スタッフさんの名前とかも載せてほしいよ。無理なら楽曲に参加した人の名前を載せてほしい。インタビュー動画に載せたからいいでしょ?いやよくないですが。。。

 

(……大真面目なマジレスをするなら、YoutubeのMVに歌詞、クレジット全て置いておけば丸く収まるんだけどね。BMSG系アーティストや藤井風くんを見習ってほしい。)

 

 

 

おわりに。

 

 

「今は世の中が混沌としている気がしてて。それに怒ってねん俺は。なんやねんコレって思うことが多すぎる。」

 

 

KO-HEYさんがラジオで語ってましたが、非常に同感です。いつからなのかわからないけど、世の中の空気はすごく重くなった(し、どこか寂しさを感じてしまう時代にもなった。。)

 

暗い空気に飲み込まれてしまわないためにも、身近に感じられるような、横に置いておきたくなる存在がいるのは、心強いです。

この混沌とした時代を明るく変えていくためにも、こういう楽曲は必要なのかもしれない。

 

 

 

おまけ

『ANSWER~歓びの歌~』レコーディングに参加した人を以下に記載します。私が調べた範囲内ですが、気になってる人に届いてほしい。

(※名前にXや公式関係のURLリンクを貼ってます。)

 

コーラス:田中幸子結城賢吾MARU

オルガン:藤田貴光

ベース:小松秀行

小室哲哉プロデュースが懐かしい。

今週のお題「懐かしいもの」

 

 

私にとっての「懐かしいもの」といえば「小室哲哉プロデュース」になる。

1991年生まれの私が物心ついた頃は、小室ブーム全盛期。テレビの音楽番組は小室哲哉さんがプロデュースしたアーティストがひっきりなしに出演していた時代。

 

TRF篠原涼子 with T.komuro、h jungle with t華原朋美安室奈美恵鈴木あみ、globe、ect....

今回は邦楽黄金期の一つのピースともいえる、音楽ユニット"globe"の楽曲から"FACES PLACES"を紹介したい。(※以下敬称略)

 

 

 

・globeとは

1995年8月9日シングル"Feel Like dance"でメジャーデビュー。

小室哲哉さんはプロデュース兼メンバーの一人としても参加。メンバーとしては公私で付き合いのあったマーク・パンサーとオーディションを勝ち取ったKEIKOの3人である。

今回紹介する”FACES PLACES”は、先行配信された9thシングルでありダブルミリオン、楽曲が収録された同名アルバムはトリプルミリオンを記録している。

 

 

youtu.be

※画面の点滅が強いシーンがあります。終盤とか特に強いので苦手な方は気をつけてください……。

 

全てが独特ながらも大ヒットしたナンバー。「サビは一体どこですか?」と思うぐらい全てが聴きどころであり、音数が非常に多いグルーヴサウンドになっている。

 

最初はアコギを中心に歌声を引き立てるような構成。そこにエレキギターやコンガ、ベース等が加わりグルーヴが複雑になる。そこにさらにドラムやタンバリンを中心に大量に音数が増える。

がらっと曲の雰囲気が変わると、エレキギターの存在が強くバンド感が濃くなったサウンドに変貌して、終盤は出し切って燃え尽きていくように始まりに近い形になりフェードアウトして終わる。

 

 

歌声はKEIKOの優しい声とパンチの効いた声のギャップが気持ちよく、寄り添うような小室哲哉のコーラスはクセになる。

 

特に『One more drink何か飲ませて』からハイトーンでパワフルに歌い続けて、『愛してくれてる あなたが決めるの?』でちょっとだけクールダウンする感じ。

コーラスが厚くなって低音が濃くなるのは、すっと心に優しい風が吹くように感じる。(これを繰り返すのが、また堪らないですよね。)

 

 

時代を封じ込めたようなドキュメンタリーのエッセンスが入ったMVを見てると、懐かしさを感じる人もいるのでは?

 

この頃の日本のエンタメ業界は眩しく光り輝いていたのがすごくよく伝わる。高級車でシャンパン片手とか、見ていると本当に「あの頃はよかったな」と思わず声に出てしまう。

ここまで大体的な華やかなプロモーションは、現代だとなかなかできないだろう。

 

(同時に、当時はテレビ番組とか超面白かったし、エンタメの世界は本っ当に景気がよかったなぁ……と、しみじみしちゃいます。。)

 

 

 

 

・おまけ

この記事を書こうとしてglobeのYoutubeを見ていたら、、、、

 

youtu.be

 

公式とパークマンサーがコラボしてた。サムネの地点で圧がハンパない。

そうだよアホだよの人、今でも活動してるんですね。今では野菜ソムリエと食育インストラクターの資格持ってる農家さんでもあるそう。

 

 

(アホだな……)そうだよ アホだよ~♪

(アホだな……)今ではっ 農家のアホだよ~♪

(アホだなお前女を追っかけ回してまたドジしてる)

(アホだな……)

 

 

なんてノリノリで歌ってるのだろうか。わかんないけど。

気になった方は公式を見てみてください。

ウル寿司アミューズ退社の報告をきいて。

ウルトラ寿司ふぁいやー(以下ウル寿司)がアミューズを退社した。

すごいショッキングなニュースでした。いい曲が出始める雰囲気が出てきたのに……信じられない。

 

ウル寿司は7人という人数だから作れるグルーヴの気持ちよさと、厚みのあるハーモニーが大好きです。そのうえ同世代でもあるので、もっと知られてほしいと思いブログカテゴリーを作るぐらい推してます。

(ちなみに、先日発売した『パリピじゃ☆NIGHT』は沖縄での限定盤販売が無かったので、東京在住の友達と妹に協力して何店舗か回って確保した。)

 

からの……今日、新アルバム発表!マジか!!!

 

 

 

 

AMU酢』※某芸能事務所とは一切関係ありません。

 

 

ごめんね、これはちょっと黙っていられない……怒ったりするとどう思われるかわからないけど。書きます。

 

 

えっと、関係ないではないでしょう。

 

 

4年間お世話になったアミューズさんに感謝を込めて、そして僕たちがアミューズにいたという軌跡を残すために新アルバム『AMU酢』出します!東名阪ツアーもあります!『酢タートライン』よろしくおねがいします!

 

ならめちゃめちゃわかる。寂しくて悔しい別れだと思うけど、心機一転がんばれー!とすっごく背中を押したくなるよ。だけど……

 

 

※某芸能事務所とは一切関係ありません。

 

 

なにそれ。いや、つい最近まで所属してた地点で『一切関係ありません』とは言えないでしょう。未練なのか知らないけどさ、どこか恩を仇で返すような感じにも見えるよ。

 

大企業だからこその「ご縁」や「つながり」って、できたと思う。そして、それは所属を抜けても残り続けると思うんだ。

「あー!あのときの……!」みたいな感じでね。

 

だけど、それすらもまっさらにしてしまうような態度に見えた。

 

 

捻くれた態度で接すると、そういう人間なのかとか捉えられちゃうと思うし、人も離れていくと思う。

たしかに自虐ネタも笑いの要素だけど、諸刃の剣でもある。使い方間違えると空気凍るし、みっともない人間に見えてしまうよ。

 

……あと同時に、真っ直ぐな気持ちってすごく大事だと思ってる。昨日の加部さんのポスト見てると、その懸命さにとっても胸が痛かった。

 

 

 

なんだろ……音楽って嘘つけないんですよね。特に、自分達で歌詞や曲を作ってると、絶対その人が見えてしまう。

だからこそ、真っ直ぐな熱を感じるコトができるし、純な心で楽しんでる人はとてもそれが伝わる。そこがいいんですよね。

 

大きな挫折だと思うけど……どうか音楽に対して斜に構えずに、一途に向き合う気持ちだけは失わないでほしい。

 

もう決まってしまったコトだから覆せないと思うけど……それでもウル寿司を信じてます。

 

辛辣なお話をしていしまいスミマセンでした。ここまでお付き合い頂いた方ありがとうございました。

ラジオ番組で喋っています

今週のお題「ラジオ」

 

ブログを書こうとすると「最近ラジオ聴いていますか?👂️」という質問が見えた。
 

 

この質問に対して「いえ、ラジオ番組で喋っています」と、答える人はどれぐらいいるのだろう。

 

 

Xのスペース機能を使って、私は『おとこいラジオ』という生配信ラジオをやっています。

ブログのおまけみたいな感じで、毎週月曜23時から約1時間、ゆるゆるトークを繰り広げている。

 

 

内容としては主に、サブスク(SpotifyApple Music)で配信されている楽曲から選曲し聴きどころを語ったり、事前に決めたお題でトークしたり。

曲紹介はサブスクURLを貼り、映画の同時視聴よろしくで『せーので同時再生』している。

 

もちろん、ディレクターや放送作家なんているわけがない。自分自身で毎週CUEシートを作って挑戦している。ほぼ真っ白で挑むこともあるけど

リアルで交流がある知人には「すげえ、コミュニティーFMみたいだ」と言われたコトもある。

 

配信中にリスナーからのリプライがあれば拾って話をしますが、一人のときはひたすら喋らないといけない。できるけど正直大変です;;

なので、聴いているリスナーからのコメント等が本当にありがたいです。この場を借りてお礼申し上げますm(_ _)m

 

 

 

ちなみに『おとこいラジオ』はアーカイブで聴くこともできます。先週5月13日放送はこちらから!

 

また、4月のアーカイブリンクと一緒に紹介した曲についてまとめた記事も書いてます。

 

 

来週は5月20日23時オンエア。5月のお題テーマは『旅の思い出』です。

この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ過去の放送を聴いてみたり、生配信中に覗いてみてくださいね!

 

音楽ライターを名乗っているので、あくまでもメインは文章書くことであり、喋ることはおまけ。

ですが、一生懸命頑張ってますので『おとこいラジオ』よろしくお願いしますm(_ _)m

2024年4月のオンエア楽曲まとめ【おとこいラジオ】

 


Xスペースで毎週月曜23:00から『おとこいラジオ』という番組をやっています。

主におすすめ曲を紹介したり、テーマを決めておしゃべりしたりしているゆる~い番組です。

 

4月のテーマは「甘いもの」でした。

ミスドの第1号店に行ってきたという写真をリスナーさんから頂いて嬉しかったです!

レトロな雰囲気は見ててアガりました(*´∀`)

 

では、この番組で取り上げた楽曲を今一度振り返って、簡単に紹介します。

 

目次

 

 

 

4月1日放送回

【4月1日放送回のアーカイブはこちら】

 

Creepy Nuts二度寝

全世界的に"Bling-Bang-Bang-Born"がバズってますが、ドラマ『不適切にもほどがある!』が最終回を迎えて、めちゃめちゃ面白かったので選曲。

歌詞がストーリーと絶妙にハマってるんですよね。

 

Aメロで「エスケープしてみたい このバスに乗って未来へ」と説明して2番Aメロで「エスケープし足りない このバースに乗って居たいぜ」は鳥肌立つ。

 

浦島太郎、カチカチ山を匂わすフレーズを入れつつ、息苦しくなった世の中に対して「マサカリみたいに振りかざす 正しさに怯えながら生きる いつかのお利口さん」はかっこいい。

 

ドラマに関しては「寛容」が足りてないという考え深かった。加えて現代には人の情が足りてないんだろうなと思った。

 

 


SKY-HI『朝が来るまで』


"SKY-HI'sTHE BEST -POPS BEST-"はどの曲も好きで運転中に聴いてますが、この曲は仕事の帰り道によく聴いてます。燃え尽きて笑顔でいる余裕がないときに聴くと、心がほぐれる。

 

しっかり鳴ってるベースラインとギターのリズム、一人で声を重ねるハーモニーがすごく心地良い」。そのうえトライアングルやTR-808の音が聴こえてきますが、これがいい味出してる。そして……

 

「大丈夫」は大丈夫じゃない時にしか言わないじゃない

 

このフレーズがすごく刺さる。笑顔が作れない状態で「大丈夫」って言うのは大抵心の信号黄色になってるとき(だし、私は燃え尽きてるとそうなりがちです。)

誰にも見せてない一面に寄り添うナンバー。一人、だけど独りじゃないと思えるって音楽の素敵なところだと思います。

 

 


武田と哲也 "Let's Talk feat. Kzybooost"

 

Love On Deliveryはアルバムの音源をスマホに入れていて、今でもよく聴いてる。

『朝が来るまで』しかり、曲の空気感が夜中で肌重ねてない曲もすごくすごく好きです。サウンドが心地いいんですよね。(これ説明がすごく難しい。伝われ。)

 

とにかく2番の歌詞がめちゃめちゃキレイ。ビートの感じとか心地良いからついつい2周目聴いてた……なんてコトがよくあります。

 

(好きすぎるので話が止まらなくなる前に終わります。)

 

 

4月8日放送回

【4月8日放送回アーカイブはこちら】

 

Novelbright 『愛とか恋とか』

この回ではNovelbrightから2曲紹介しました。

 

Spotify再生数9千万、公式MV再生数4681万。

アコースティックギター×みずみずしい澄んだサウンドが心地良い。爽やかに最初歌っているのに、「愛してる」「預けてほしい」の音階が上がってファルセットになったときのゾクゾク感。人間離れしてる歌声と言える。


最初Sunny drop聴いたとき「こういう人間を天性の才能って言うんだなと思った。」
音域が広い、声が太い、ファルセットで一番高い声出したときのアタックの強さ。どの曲も幹が太い。

 

Novelbright 嫌々

 

もうビートから好き。ロックバンドがこういうコトやるだけでもワクワクしかない。太いベースある、ホーン入ってる、シンセ(多分クラヴィネット。バキバキしたファンキーな音)


Cメロ好きすぎる。メロディの乱高下、ファルセットの切り替わり祭りで聴いてる側は高揚感ハンパない。どうにもなんない話だけど、独り占めしたいって主人公の狂おしい愛が放たれてるの個人的に好き。

 

 

 

4月15日放送回

【4月15日放送回アーカイブはこちら】

 

宇多田ヒカル "Automatic 2024mix"

 

ベストアルバム"SCIENCE FICTION"に収録された、リアレンジされた"Automatic"。

 

立体感があるサウンドに切り替わり、キンと聴こえる高いビートの音が強調され、重低音(キック、スクラッチ)が前に出ているのが特徴。

サビでは全体で微かにシャンとした高い音が加えられていたり、サビ終わりには音をごそっと抜いて歌声と重低音ビートを聴かせている。

アウトロはフェードアウトで終わるのではなく、エコーを効かせたサウンドでスパッと締めている。

 

 

 

広瀬香美 "promise"

 

スパニッシュ系の熱感がかっこいいナンバー。

左右それぞれ違うアコースティックギターの音色に挟まる感じがすんごい気持ちいい。

そのうえ、ビートも左右交互にくる感じには身体が動く。間奏のところがシビれるぐらいにグルーヴィー。

 

そしてなにより広瀬香美さんの圧倒的歌唱力。コーラスを重ねるところ、サビの「ずっと」のビブラートのなめらな揺らぎは耳に残る。

 

 

 

4月22日放送回

【4月22日放送回アーカイブはこちら】

 

藤井風『きらり』

 

邦楽は20年ごとにすごい人が出てくると思う。 60年代は坂本九、80年代は坂本龍一小室哲哉(世界レベルで一番音楽が豊かな頃だからこの時代だけ2人)、 00年代は宇多田ヒカル、そして20年代は藤井風。

 

『きらり』は、音の抜き差しと音色(おんしょく)のチョイスが絶妙で、特にサビの最後のピアノの連打が最高。

 

1番はシンプルなグルーヴィーサウンド。 サビの広がる感じが気持ちいい。

2番はAメロの木琴っぽい音がかわいらしくて、ギターが滑らかに流れていくのがマッチするのすごい。

Bメロでコーラスを濃くしてとろける感じにしてからの、クラップ、シンセベースだけにしてサビ突入……こんなの首動かさないでどうするの。好き。

 

 

LUCKY TAPES "Lonely Lonely feat.CHARA

 

とにもかくにもおっしゃれ。すごく軽やかでちょうどいい甘さだからこういうのはホントに好き。しかもグルーヴィーで首が動く動く。

 

ピアノとストリングスが大人な雰囲気を作っていて、ベースとホーンで音に勢いが付く感じがあって、ドラムはしっかりビートを刻んでる。ギターもいいスパイス効かせつつ最後にソロもある。

 

ボーカルの澄んだ声がすっと耳に入ってくる感じが心地良いし、Charaさんの声も可愛くてハマってる。

 

 

 

 

4月29日放送回

【4月29日放送回アーカイブはこちら】

 

tonun "Friday Night"

 

とにかく声を聴いてほしい。声が超あまったるい。元々甘い感じが濃厚だと胸焼けしちゃうから苦手だけど、この声めちゃめちゃ聴けるから不思議。

一人でハモり重ねてるからサビですんごいゾクゾクするし、細く鋭いファルセットにはグッとくる。

 

サウンドがシンプルでスムースに流れていくからすっと耳に馴染むし、重ねたギターの音が気持ちいいし、ベースも跳ねた感じもいい。

 

 

 

Folder 「パラシューター」

 

1997年リリース……だけど全く色褪せない。

イントロのビートだけで首が動く。シンセのリズムが気持ちいい。

三浦大知さんの声が甘酸っぱくってかっこかわいいくて、無邪気な感じからは純粋に音楽好きなのが伝わってくる。

 

作編曲は小森田実さん。SMAPの「青いイナズマ」「らいおんハート」「BANG!BANG!バカンス」も作編曲を担当している超レジェンドです。

(それに加えて、作曲だけなら"SHAKE"と「たいせつ」も手がけてます。)

 

 

 

 

以上の楽曲となってます。

5月のフリートークのお題は「旅の思い出」です。

旅先でのエピソード、旅行で行った場所、ハプニングやアクシデントなどなど……あなたの旅の思い出を教えてください。

 

otokoi.radio@gmail.comまでメール、もしくは以下のアンケートフォームまで送ってくださいね!

forms.gle

 

 

寝るのは大事。

 

GW終盤に体調を崩した。今は7割ぐらいまで回復。

Xスペースでのラジオを休んだけど、聴いてる人でこれを読んでる人がいたら、心配をおかけしてすみませんm(_ _)m

 

連休中は仕事行きつつも、休日は遊びに行ったり呑んで騒いだりした疲れと、そのあと色々バタバタして寝れなかったのが原因だと思う。

38℃台の高熱に1日半襲われ、熱が引いたので仕事に行って帰ってこれたものの、疲れが残っていて結局ダウン。仕事を休みましたとさ。

……やや耳の不快感に加えて、めまい、俯くと吐き気に襲われるなんて、相当マズいよね。

 

 

元々ワーカホリック気質で休むのが苦手、ショートスリーパーで夜寝ても2、3時間で起きてしまうことがよくある。(来世は12時間ぐらい一度も起きずに寝れる体質になりたい。)

なので、しばらくはしっかり寝ることを意識して過ごします。パソコンを使う時間も減らす……けど、ブログ投稿はもうちょいペースあげたいな。

 

 

さて、この連休中から2024年上半期リリースベストテンの下書きを書き始めました。

聴き逃しがないように、思い当たるアーティストや曲を片っ端から聴いたりしてますが、変動がすごい。新しい曲がじゃんじゃん入ってくる。

 

だから、ランキング以外でも紹介したい曲を別で書こうと思ってます。ランキングをベスト30とかにすれば?と思うかもだけど、長くすると悩みまくって順位が決められない。(優柔不断なんです……)

 

しかし……『2024年リリース良かった曲』のプレイリストが70曲近くになるとは思わなかった。5月の終わりには100超えてるといいなぁ。

 

 

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日記も書くなら書くで、なるべく楽曲紹介したいと思います。(必ずするとは言っていない)

 

Neighbors Complainの2曲が2024年上半期リリース限定ベストテンに入れられない現実が悔しい。CoverやRe-Recording等は対象外って決まってるんです。

 

 

"Gotcha Feelin - Cover'"

イントロのギターとシンセでアガるし、ドラムもめちゃめちゃいい感じ。終盤の「もう今夜は帰さない」ってよすぎる。

 

"Life Goes On - Cover"

皆で英語のフレーズ歌ってるところ超フロウでかっこよすぎ。そしてピアノソロ超おしゃれ。

 

 

通しで聴いてみろ、マジで飛ぶぞ。

 

 

Neighbors Complainの新譜、なんだかんだでずっと聴けてなかったの本当に申し訳なくなった。

そして、これだけじゃなくて"A life like ice cream"も控えてる現実。(これから聴き始めるという。)

 

2024年上半期ベストテン、6月中には発表しますので、お楽しみに。