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【今週の日記】TikTokが苦手

 

ストレートなタイトルですが、私はめっっっっっっっっっっっっちゃくちゃTikTokが苦手である。

TikTokには『選ぶ自由』がない。アプリ立ち上げた瞬間に勝手におすすめの動画を再生してくる。あれが本っ当に苦手。

 

お寿司屋さんで例えるなら、席に座った瞬間「へいらっしゃい!!今日のオススメのネタどうぞっ!!!」と握りたてのお寿司を思いっきり口にねじ込んでくる。いやそうじゃなくてさ……普通は席に座ったら食べたいお寿司頼んだり、「今日のおすすめ」とかを見るじゃん。(石川県産のどぐろ、北海道産いくら……考えただけでテンション上がる←)

 

でも、板前のTikTokくん(パリピ系チャラ男)は、私が席に座ると秒で「らっしゃい!えーっと、お客さんは雰囲気的に鯛がおすすめっすよ!!どうぞ食べてみてください!!!」と握った寿司を皿に置くこともなく、そのまま勢いよくダイレクトに口に入れてくる。

普通だと今日のおすすめ(=ホーム画面)をお客さんが見たり、注文(=検索)したりするでしょう。いきなり寿司を口に入れられる(=アプリ立ち上げたら即動画再生)だと「何食べたかったんだっけ……?」と私はなってしまう。

初手からおすすめの押し付けマジでやめて欲しい。迷惑、ムリムリ、マジでムリ。

 

 

 

……かといって、サブスクのおすすめが嫌とかではない。

Spotifyのおすすめで出会えたいい曲はいっぱいある。私が選んだアルバムやプレイリストを聴き終わって、そこからお気に入り登録や関連アーティストを再生するから。「ここまでの注文で食べた寿司ネタやお客さんのお話聴いてると……こういうの、お好きですよね?」と板前Spotifyくん(メガネの真面目系)が嬉しそうにいい感じのネタを握ってくれる。

 

そんな、おすすめからの出会いが台湾のバンド『icyball 冰球樂團』。

3R2という台湾のゲームミュージッククリエイターの曲を聴いた後に「在2103公里之間」が再生されたとき、不意打ち過ぎて衝撃がやばかったの未だに覚えてる。

 

 

 

音ゲー系のインストから続けておっしゃれな曲が聴こえるとか衝撃しかなかった。こういういい曲との出会いはこの時代ならではだと思う。

 

 

 

ただ、TikTokのようにおすすめガチャをのっけからするのは、私は生理的に受け付けないんだよね。

インターネットって自発的に使って情報を調べるものであって、受動的にAIがおすすめする情報をただひたすら浴びるってのが肌に合わない。まずは調べさせてくれと思ってしまうのは、私がネチケット世代(死語)だからだろうか。

 

……でも、世間一般的には自発的に調べるのではなく、AIのレコメンドを受動的に浴び続けるコトが主流なんだよね多分。それってちょっとマズい気がする。

考えることを放棄すると言うか、それだけあればいいみたいなといえばいいのかな。与えられたものだけで満足しちゃって思考停止するのって、怖い。(イマイチなYoutuerやニコ動の投稿主引き当てたときの時間のムダ感は嫌だけどさ……とはいえね。。)

 

 

……余談ですが、私は生まれてこの方一度も回らないお寿司のお店には行ったこと無いです←

書いてて美味しいお寿司食べたくなった。炙ったのどぐろを浴びるぐらいに食べたい。