今日は2024年4月6日、Skoop On SomebodyのKO-HEYさんの誕生日です。55歳のお誕生日おめでとうございます。
ある曲の一部分をピックアップし、そこのKO-HEYさんのドラムの音についてじっくり語っていく企画。細かすぎる聴きどころを紹介します。
過去作もよろしくお願いします。
細かすぎて伝わらないKO-HEYさんの好きなドラムの音5選。その2
細かすぎて伝わらないKO-HEYさんの好きなドラムの音5選。その3
- 1曲目:One Life StandのBメロ【1:05~1:26/2:11~2:33】
- 2曲目:Nice'n Slow(S.O.S.editon)2番Aメロ~サビ手前【1:38~2:15】
- 3曲目:Sing a Songのラスサビ【3:40~4:10】
- 4曲目:Beautiful Dayのラスサビ【3:51~4:30】
1曲目:One Life StandのBメロ【1:05~1:26/2:11~2:33】
オープンハイハット4回でBメロが始まり、オープンハイハット4回でBメロが終わる。
Aメロやサビを繋ぐザラザラとした尾を引くような音(シズル音)がすごく気持ちいい。4回雷直撃したと思うぐらいシビれる。
1、2回目は同じ間で叩いてるけど、3、4回目は少し間を開けて叩く追い打ちスタイルになっている。それぞれリズムは一緒だけど音の作りが別物という、ちょっとヒネりが効いた感じがいい。
AメロとBメロを繋ぐ部分に関しては、3回目の音が残ってる状態で叩き込まれる4回目の音が堪らない。
Bメロとサビを繋ぐ部分は音が低くて太い。そのうえ4回目の音がグルーヴに溶け込んでいる。
なにより、思いっきり叩いてるのがいい。身体が300%動く音。
2曲目:Nice'n Slow(S.O.S.editon)2番Aメロ~サビ手前【1:38~2:15】
サビが終わってもドキドキ感をつなぎとめるオープンハイハット。微かにオープンの音がシャラシャラと聴こえて、ひっそりだけどしっかりと刻まれるビートは心ときめく音してる。(訳:ここ本当にすんごい大好き)
TAKEさんが「君は僕のペースメーカー」と歌う直前と、「この胸の鼓動を」と歌ってる部分では1回強くオープンで叩いて音が残ってる状態で小さくオープンで叩くけど、すごく滑らかな音をしてて思わず息を呑んでしまう。
そして、サビに突入する前はタムとスネアを挟みながら小さくシンバル3回、オープン2回。大変かもしれないけど全集中で聴いてほしい。
(あと、何気にAメロからサビ直前の間は強く叩くオープンが2回聴けるの嬉しい。)
3曲目:Sing a Songのラスサビ【3:40~4:10】
ここで取り上げたいのは3ヶ所。フランス料理のメニューっぽく書くと「オープンハイハット祭り~彩りのあるシンバルを添えて~」。
まずは「唇を強く震わせ」のところ。オープンハイハットの間にスプラッシュシンバルが挟まれていて、それが超ハマっている。TAKEさんの歌とリズムが縦に揃っていてきて気持ちいい。
(※スプラッシュシンバル……小さいシンバル。カホンのときにも叩いてるアレ)
続いては「歌い続けよう」の部分。低く太いオープンで2回叩いたあとにシンバルを叩く。低くなってシンバルが入るというビートの変化球が入っているから好き。
そして、最後の"いつまでも I Sing a Song for you"の直前、細く鋭い小さいオープンが1回→太く低いオープン2回聴こえるのも好き。凝った作りしてていい。
4曲目:Beautiful Dayのラスサビ【3:51~4:30】
パンパンに張ったスネアの音と間が絶妙。ボーカルの隙間の数秒間にスポットライトを思いっきり浴びて超目立ってる感じ。特に聴いてほしいのは2ヶ所。
1つ目はサビ直前。
タンタタンッタン タンッタンッ タタ(トト)
間の使い方にシビれる。タム(トト)に繋いで音が低くなりボーカルに繋ぐ感じがいい。
2つ目は「この胸に与えられて歩いていくよ」のあと。
タンッタ→(シンバル)→タンッタ→(シンバル)→タタ(ツツ)→(オープンハイハット)
タンッタのあとに間髪入れずに挟まるシンバルがかっこいいでしかない。
最後にハイハット2回(ツツ)を入れたあと、オープンハイハットであっという間にグルーヴの中に溶け込んでいく感じがいい。さっきまであんなにスポットライトを浴びていたのに、あっという間に音の中へ消えていく。かっこいいでしかない(大事なことなので2回)
Beautiful Dayのラスサビからアウトロまではドラムのためにあると言っても過言じゃないぐらい聴きどころが満載なので、ぜひとも全集中で聴いてほしい。
以上の4曲でした!
ぜひともサブスクやCDプレーヤーの再生時間を見ながら、じっくり聴いてみてください。回を重ねるごとになってますが、伝わっていたら嬉しいです。ドラムの音はいいぞ。
おわりに。ちょっとした余談。
今年はオープンハイハットを多く取り上げた内容になりましたが、KO-HEYさんの叩くオープンめちゃめちゃ好きなんですよね。パンチが効いているインパクトがある音。
ハイハットはシンバルが2つ縦に重なってますが、このシンバルの上下が逆になっているそうです。KO-HEYさんの師匠さんがやってるんですよね……と、Skoop On Somebodyの後輩であるウルトラ寿司ふぁいやー(ウル寿司)の翼さんがツイキャスで教えてくれました。目からウロコ通り越して生きのいい魚が出た。
そして、KO-HEYさんへ。
55歳のお誕生日おめでとうございます。滑り込みのお祝いですみませんm(_ _)m
素敵な一年になるように、遠くから願ってます。
KO-HEY'S “Play with Somebody”観に行きます。めちゃめちゃ楽しみです。