hari's music blog

音楽ブログです。楽曲紹介やプレイリストもあります。

都会の夜に刺激を添えて【プレイリスト/15曲】

 

本日は9月21日。私hariの誕生日です。

誕生日なんだから好きな曲を選んで語りたいというプレイリストも3本目になります。今年は都会の夜がコンセプトです……が、ちょっとだけ刺激を添えてみました。

 

今回は夜っぽさを非常に大事にしました。聴いた瞬間昼か夜でいえば夜が浮かぶナンバー。

夜風(2021年)、真夜中(2023年)ときたので、『hariの誕生日といえば夜』と定着させたいと思ってます。

 

 

元々はスムーズに心地よくビートが流れていく曲と、ガツンとビートが効いてる曲どっちも堪能できるプレイリストでいこう……と、だけ決めてました。

 

選曲していくうちにスムーズな部分は都会の夜を感じさせるような曲が多くなり、ビートが効いた曲は刺激的感じ(ワルい感じや不埒さ等)の楽曲が多くなりました。

 

 

 

プレイリストの楽曲紹介は超こってり。自由気ままな感じになってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

About Damn Time(Lizzo)

無意識に身体が揺れるナンバーって大好きなんですよね。

太いベース、細かくリズムを刻むギター、ラグジュアリーな低いピアノの音、シンプルでスムーズにビートが流れていく。好きすぎる。

 

Lizzoさんの歌声は間の取り方も気持ちいい。

たとえばサビ(Chorus)を締める『a・bout・da・mm・time』や、最初のサビから続くパート(Verse2)にFabulousという単語を『Fa・bu・lous』みたいな、リズムに合わせて区切ったときの気持ちよさとか好きです(伝われ)

 

あと……Xスペースで私の声聴いてる人はお気づきかもしれませんが、私hariは声が低いのでこれぐらいが一番歌いやすいです。マジで。

 

 

 

アナタはシャイニングスター(ウルトラ寿司ふぁいやー)

イントロから加部輝のギターがアナタの心を鷲掴み。

歌が入る前のピッキングが芸術点100点満点で150点の気持ちよさしてるし、この曲まるっと加部さんのギターだけ聴いても楽しいんですよね。

 

リズムをしっかり支え続ける尚也さんのベース、するすると流れていくような翼さんのドラムのグルーヴ感も抜群。

細かい話をすると、JぺいさんがBメロで最初のフレーズはリズムに乗って、2回めのフレーズでは声伸ばすときにかかるビブラートの揺らぎとかも好きです。

 

 

ちなみに作詞はJぺいさん一人ですが、歌詞もいいんですよね。

特に"大事なこと"ならカバンにしまって忘れて "どうでも良いことばかり"大きな声で叫ぼうというフレーズ好きです。少しだけ日常からそっと非日常に聴き手ををさっとエスコートする感じが素敵。

 

あと……大人な空間を演出するサックスと、サビのデンッ!の気持ちよさ。そこも聴いてほしい。

 

 

 

 

 

Sumthin' Sumthin' (Maxwell)

再生した瞬間に聴こえるスネアと、それに続くベース。たった3秒で確実に心を奪う音してる。

 

一拍目にガツンとキックとベースの重低音がくるのに圧倒的スムーズ感。曲全体を通して存在感抜群の極太ベースが最高すぎるし、ドラムとの噛み合う感じも気持ち良すぎる。

 

ドラムに関してはスムーズな流れにスパイスを効かせるようなアレンジをちょこちょこ挟みつつ、ラスト40秒ぐらいから変化が出てくる感じとか好き。

 

エレピがとってもおしゃれにサウンドを彩り、時折聴こえる細かいパーカッションがグルーヴをよりいっそう気持ちよくさせ、ボーカルが熱くなったり、ファルセットの気持ちよさも感じれる。

もうずっとこの曲に浸っていたい。そう思うこと間違いなし。

 

 

……ちなみに、TAKEさんはリファレンスにも使ってるそうです。

(リファレンス:ヘッドホンやイヤホン、スピーカーを試聴するときに聴く曲。)

 

 

 

 

Chit-Chit-Chat(SKY-HI)

どこにいても情景と雰囲気が東京の街中の夜に切り替わる。たとえ真っ昼間の太陽が眩しい沖縄に居ても心だけは東京の夜になる。

こっそり雑踏みたいなものを上手くサウンドに取り入れてるからできるマジックじゃないかな。すんごい大好き。

 

あと、SKY-HIさんの声がズルい。ズルすぎる(大事なコトなので2回)

まず、私の音楽性癖の三大要素といえる一人で声を重ねる多重コーラス。そして、歌詞カードに記載がない"Yeah."とか最早言葉にすらなってないもの含めて、声がグルーヴに欠かせない存在になってる感じ。大好き(直球)

 

 

歌詞については1番で世界観を作り上げたあと、世の中に投げかける疑問を投げかける感じと、SKY-HIさんの苦悩を感じるリリックが上手くかみ合ってる感じがすごくいい。

 

そしてなんといったって、サビで使ってる"You're my intimate"の一言がずるい。intimate=心の内を話せる親友って意味だけど、ただの親友ではない感じ、この表現がおしゃれ。

(……しかも、これを多重コーラス+心をほぐしてとろかせるような歌声という。)

 

あと、この曲MVも好きなのでチェックしてほしい。

後半からラグジュアリーなタクシーに切り替わる展開とSKY-HIさんのギャップ。面白いしキレッキレのダンス踊るし、いいなって思います。

 

 

 

ふぞろい - feat.Tani Yuuki&ひとみ fromあたらよ (KERENMI)

 

誰も知らない 知られちゃいけない

 

最初のワンフレーズから、どっからどう考えても禁断感。ミステリアスで不埒な感じの世界感好き。

 

サウンドに関しては200%圧倒されると胸張って言える。それぐらいヤバい。

ビートの音色に様々な音を使っている。何種類の音を使ってるんですか?と思うぐらい。

 

A~Bメロは「蔦谷さんが作ったんじゃない?」と思えるような物が落ちる音、スマホの通知音っぽい音や振動音もある。個人的にドラムスティックがカチャカチャ鳴ってる音が好き。

 

サビの少し前からは和楽器を使い始めて、サビになると和楽器×ハネ感のあるベースライン×スムーズなビートの組み合わせが形になるミラクルな化学変化をしている。

 

ぜひともKERENMIの世界を堪能してほしい。

 

 

 

ビビデバ (星街すいせい)

超細かすぎて伝わるかわからないけど、『ピッ、ピッ……』と時間を刻むように聴こえるビートが絶妙な隠し味で堪らない。

スムーズな感じで曲が流れていくのに、サビでは思いっきり爆発するようにハネが効いてるガツンとしたビートと、ホーンで派手に切り替わる感じ、好き。

 

メロディに繰り返すことによってすぐにでも口ずさみたくなるキャッチーなフレーズのオンパレード。

サビの「BIBBIDI BOBBDI BOOWA」はホントに音楽で気持ちよくなる呪文とでもいえるぐらいの力がある。

 

くわえて「CHITTY CHITTY BANG BANG CHITTY BANG BANG」からの語感の良さ。この部分に関してはメロディに合わせなくて読み上げるだけでもいい。

 

 

New Wave Boy(岡村と卓球)

ここで一気に空気を変える、前半と後半をつなぐナンバーであり、このプレイリストの中で最も隠れた名曲。知ってる人いるかな?

 

再生した瞬間の極太スクラッチがどんな曲でも一発でも空気を切り替える。

 

これだけの音を重ねて曲に厚みがあるるのに、一音一音の音を入れるタイミング、抜き差し、音と音の間隔、リズムの切り替え方。

絶妙過ぎて何度でも聴けるし全く色褪せない。卓球さんの作るサウンド大好きです(直球)

 

特に、1分半ぐらいからホーンが入ってきてアゲてアゲて、トドメにかき鳴らすエレキギターが入ってくるのときの気持ちよさは最高。

 

2分半ぐらいからはインベーダーゲームの音が聴こえる部分。そこの高いビートが刻むリズムとかが細かくなったりする感じがガチのマジで好き。

 

岡村と卓球』は岡村靖幸さんと石野卓球さんのユニットであり、この曲はシングルとしてリリース予定でしたが、岡村靖幸さんに色々あって一度は販売中止になるという。リリースされて本当に本当によかった。

(一連の件をリアルタイムで見ていないので、あんまりアレコレ書くのは避けたいです。気になった人は調べてみてください。)

 

 

 

Babylove(feat.Morris Day,Jerome&The Roots)(Jam&Lewis)

身体に響くスローなスクラッチからの"Drop it. Party time."で一気に空気感が変わる感じ好き。

 

どっからどう聴いても夜、都会の裏側のちょっとヤバい感じ。

ワルい人、不埒な香り、口説いてるの三拍子が見事に揃ってる上に超濃厚。

 

イントロの妖しい雰囲気しかないコーラス、ラグジュアリーなウインドチャイム、夜の雰囲気を作るようなシンセの音色。雰囲気が完全に勝ち組。

Chorus(いわゆるサビ)の締めである”And you can be my babylove.”でキマる感じや、スクラッチが入って曲が展開が切り替わる感じとかかっこよすぎる。

 

セリフもりもり入ってて曲ごと騒ぎ倒してる感じとか楽しい。ここまでやりたい放題してる感じって最近は無いと思う(洋楽聴かない私の視野が狭いだけかも……。)

終盤に"What time is it?"ってシャウト気味なのとかマジで上がる。

 

こんな人には絶対ついていっちゃダメですよ感がハンパない、危険な雰囲気を纏ったかっこよさだけど……それがいい。

 

 

GOSWING(ゴスペラーズ)

1つ前の"Babylove"同様なんですが、不埒さやワルな感じを含んだパーティーみたいな、ラグジュアリーを含んだ都会の華やかさって結構いいなと思います。

こういう楽曲が似合う場所って300%都会みたいな人がいる賑やかな場所であって、寂れた場末の歓楽街では絶対ない。

 

粘り気のあるシンセを挟んだ突き上げるビート、インパクトがある音色、ファンキーなシンセ。厚みのあるコーラスと、村上さんの圧倒的歌唱力やファルセットの気持ちよさが気持ちいい。

あと、超細かいけどタンバリンのビートを感じてほしい。絶妙なスパイスしてる。

 

Aメロで慣らしてBメロで持ち上げていき、サビで花開くというJ-POP的王道展開も上手く混ぜ込んでポップでキャッチーな感じに仕上げている。こういう系統の楽曲の入口にピッタリだと思う(し、慣れると"BabyLove"みたいな曲を欲すると思う。)

 

 

 

 

 

Virtual Dance Floor(Neighbors Complain)

すごくクールな雰囲気だけど、決して冷たいワケではない。どこか火照りを感じるような雰囲気に溺れていたい。

 

曲全体がすごくスムーズに流れていくのに、うねりの効いたファンキーなシンセがガツンとくる。これがめちゃくちゃハマってる。

 

メロで聴かすだけトークボックス聴かせた後、サビで”Shake it up.”とふわっと入ってくる囁くような甘い歌声がずるい。それもささやくような歌声でとか頭がバグるっての。

1回のサビで2回もとろけるな声でI'm so crazy about youとかいうのやめて……ドキドキして顔真っ赤確定だよ。このサビと一緒に原型無くなるまで溶けたい。

 

 

あと、イントロの終わりやサビとかで聴こえるギターの「ジャカジャンッ」っていう高速ピッキング。音そのものも気持ちいいうえに、これが入るタイミングもすんごい絶妙。

 

 

 

夜的平成浪漫(First Love is Never Returned #FLiNR)

最後の1曲がなかなか決まらなかったときに彗星の如く現れたナンバー。

 

シンセが柔らかく響いてく感じ、フィンガースナップ(指パッチン)、ハイハットのハネ感とこっそり聴こえるTR-808。キラキラとした都会的な夜が聴こえたあと、スネアのリズムとホーンでアーバンな空気を全身に浴びる。

 

Kazuki Ishidaの『恋する歌声』はとろける甘い歌声なのに、すーっと耳に入って全く胸焼けしない。ひたすら心地いい。そっとずっと支えてるベースのグルーヴ感もいい。

 

また、ラスサビからはコーラスを両サイドで重ねていき、ドラムが縦を揃えた音を挟んで、アウトロではボーカルに代わりエレキギターが前に出ていく。この幕引きの作りも好き。

 

あと、ジャケットもおしゃれ。今回選択した曲で一番ジャケ写が好き。

 

 

 

A Streetcar Called Desire(Skoop On Somebody

誕生日ですのでSkoop On Somebodyはもちろん入れます!


TAKEさんの歌声や歌詞、コーラスに関しては8月に徹底的に語りつくしたので、こちらではサウンドについて語ります。


なにがいいってハイハットとスネアがいいんです。聴きごたえの塊。がっつりハイハットを開けたときのザラっとした音が聴こえるビート、あと、右でずーっと細かいリズムを刻んでるギター。気持ち良すぎる。

 


そして、耳に自信がある人は全集中で右側の音を聴いてほしい。サビになると車がバックしてるようなときに鳴る音が聴こえます。

ピーッってやや高めの音がリズム刻んでるんです。これがいい味出してるんです。隠し味で雰囲気作ってるんです。気づいて元に戻れなくなってほしい。


シンセの音なのか、車の中でマジで音を録音したのか(個人的には後者だと思う。エンジンふかして音作る人達だから←)

 

 

 

Happy Song(Tonite)

こういうワルい人達って、優しい感じの曲と無縁だと思ってた頃が私にもありました←

 

優しい感じの曲なのに、スクラッチが上手く入ってる感じやループするビートの気持ちよさ、グルーヴ感がいいですよね。

そのうえ、リードボーカル何人かで回してるけど、どの声もすんごい心地良んですよね。優しく包むような厚みのあるコーラスが魅力的だなと思います。

 

……洋楽に関する知識や引き出しの少なさが悔しいから詳しく語れないのが悔しい。来年はちゃんと語りたいな(猛省)

 

 

Love and Fire(Hil St.Soul)

フェンダーローズのイントロ、空気のように漂うストリングス、フィンガースナップや小物パーカッションのビート、縦が揃ったグロッケンとホーン。

……なんでこんなにアーバンの空気の扉っておしゃれで素敵なんでしょうね。存分に味わってほしい。

 

個人的に、時々聴こえるスネアっぽい『タタタンッ』の音がすんごい気持ちいい。これを感じ取ってほしいなと思ってます。

 

世の中は高い声出してなんぼって感じだけど、マジでこれぐらいの声で曲のリズムにのって気持ちよく歌うコトも評価されてほしいと思う。なんていったって歌いやすいのだから。

 

 

 

 

 

Tell Me A Bedtime Story(Quincy Jones

リリースが1978年。今みたいなパソコンを使った打ち込みの音が全く存在しない頃です。

全て生音であり、人が音楽を奏でている。文字通り息の合った演奏をしているのですが、この非常にヒューマンな感じが心地よすぎるんですよね。

 

どの音も最高に美しい。コーラス、ストリングス、鍵盤系、木管金管楽器、ギター、ベース、ドラム、パーカション、クラップ。最高とかそういうの通り越してる。

特に4分ぐらいからストリングス、管楽器、コーラスが一体となって揺れるときの波が心地よすぎるし、6分台からはクラップはめっちゃくちゃグルーヴが気持ちいいので必聴。

 

インストにはなりますが、人が作る味わい深い音楽、デジタルの香りが全くしない生楽器の素晴らしさを最後に堪能して、夜の魔法が溶けていく感じでプレイリストを締めようと思いました。

 

ちなみに、KO-HEYさんがラジオでよくかけてる一曲ですので、Skoop On Somebodyのラジオを聴いてる方は聴いたことがあるかもしれません(私もそれで知りました。)

 

 

以上となります。ふー、語れるだけ語った。お付き合いありがとうございました!