6月3日(火)にSkoop On Somebodyの"Club SOS 2025”YOU ARE SPECIAL”"を観てきました。この日は2回公演(1st:14:30/2nd:18:30)でしたが、私が行ったのは2ndです。
今回、VIPチケットでライブを観ましたが、席がまさかのTAKEさん目の前でした。嬉し過ぎるけど、とってもすっごく緊張した。
Skoop On Somebodyのライブで最前列の経験は無いです。Play With Somebodyのときは最前列KO-HEYさんの目の真ん前だったけど、あのときは『リラックス』がテーマでゆるっと喋りつつ演奏しつつだったから、空気感が全然違うわけであって。
メモが取れなかった部分もありましたが、ライブレポを書きました。広い心で読んでいただけたら嬉しいです。
- 最前列、すごいを通り越していい意味で「こわい」
- Today's Special
- みんな大好きMC KO-ICHIRO、今回はいつもと違うんです。
- 予想外のアレンジ
- そのとき記憶が飛んだ……だけではなく、時間も一瞬止まった
最前列、すごいを通り越していい意味で「こわい」
"Through the Night"からライブはスタート。KO-ICHIROさんがエロピの上に置いているシンセを使い、太いベースの重低音をやエレキギターのサウンドを奏でるシンセ二刀流が楽曲を彩る。2曲目はSKOOP時代の"Mood 4 luv"。
一度も生で聴いたことが無くてテンションがあがる。最前列なので音がいつも以上にダイレクトにくるため、ビートに乗っているとめちゃめちゃ気持ちいい。そのまま揺れているとTAKEさんと思いっきり目があった。
……わかってはいたけど、思ってた以上に近い。てか近すぎる//////////
最前列、すごい通り越していい意味で「こわい」
そこから続くのは"JOY AND PAIN”。終盤の皆で"wow wow...."と繰り返して歌うところで、KO-HEYさんがマシンガンのようにスネアを連打すると、疾走感がある音の粒に撃ち抜かれた。
MCを挟み『沈まない太陽』へ。ライブで聴いてこの曲がすごく好きになった。なにがいいって、ドラムがめちゃめちゃダイレクトにくる。音源では控えめだけど、ライブだと思いっきりドラムを浴びることになるので、その気持ちよさがハンパない。
TAKEさんが観客を煽ったり、「ふと気づけばここに戻ってる」を「ふと気づけば大阪に戻ってる」に、「僕らは沈まない太陽」を「僕達は沈まない太陽」と歌詞をアレンジしたり、KO-ICHIROさんの隣に行ったり。自由気ままに歌っているときに放っていた雰囲気がかっこよかった。
また、アウトロで曲を締めるときのKO-HEYさんのドラムプレイも素敵だった。
続く『コントラスト』ではKO-HEYさんが進化していた。Bメロが叩けるようになっていた。今年2月の"GOOD NEWS Release Party"では楽曲通りに叩けていなかったからマジでびっくりした。
『コントラスト』のBメロはめっちゃくちゃ難しい。何故ならコーラスとリズムとドラムのリズムが全く別物になっている。タイミングが見事に一致しないのだ。(詳しくはアルバム"GOOD NEWS"レビューで解説してます)
イントロが聴こえたあとに「KO-HEYさんも難しいと頭を抱えてたよね……」と、心のなかで思いつつ、複雑な気持ちで聴いていると、原曲と同じリズムで叩けていたしコーラスもしっかりこなしていた。
そして、"Soul'n'Roll"へと続くが、そのままKO-HEYさんのドラムに見惚れていた。
Today's Special
3曲が終わると、TAKEさんが黒色の表紙に金色ペンで手書きした『Today's Special List』と書かれたファイルを高く掲げていた。Skoop On Somebodyの楽曲の中でも「禁断の恋愛」や「夜感のある楽曲」を2曲、TAKEさんが選曲して3人で披露するとのこと。
KO-HEYさんが「お客さんがKO-HEYとKO-ICHIRO可哀想やなって思ってる」というと、KO-ICHIROさんが「お客さんとTAKEの気持ちが一致すればいいね」が続く。それにに対して……
TAKEさん「いや、俺がお客さんを一致させる、ねじ伏せさせる、お客さんに媚は売らない」
と言い切る。それでいいと思う。(だって100人いれば100人全員おんなじ曲聴きたいは絶対に無いだろうし。)
どの曲にしようかな……と、TAKEさんが悩んでいるが、その姿はどこか楽しそうでもあった。
選曲中にKO-HEYさんとKO-ICHIROさんが色々話していると「大丈夫、ミセス(Mrs.GREEN APPLE)の曲はやらないから」とサラッとTAKEさんがボケる。するとKO-HEYさんが「ムリ!」と即答した。
そして決まった1曲目が『想い』
Nice'n Slow Jamの方ではなく、SKOOP時代の楽曲をClub SOSスタイルで演奏する形だった。音源で聴ける感じとは違う、まさにSpecialといえる。
KO-ICHIROさんのしっとりとしたエロピが作る空気にKO-HEYさんのカホンのビートがしっかり刻まれて、丁寧に歌うTAKEさんの歌声がのる。声の震えには聴き入ってしまった。
2曲目は『潮騒』
TAKEさんが客席に向かって「ピアノとエロピどっちがいい?」「濃いめがいい?」と質問を投げかける。濃いめで流れになりつつあるときに「どろソース風とかいいんじゃないの?」とKO-ICHIROさんが話すとそれでいこうという。
笑いを取るような感じで決まったが、KO-ICHIROさんのピアノの音が響き渡るとサウンドに合わせて空気感が重くなる。年齢を重ねたからこそ出せる深みのある潮騒になっていた。後半の間奏開けになるとTAKEさんの歌声に熱感とキレが増していくのにはすごくドキドキした。
Today's Specialが終わったあとは『ラビリンス~Mo'Passion~』
TAKEさんが歌いながらシェイカーを振り、グルーヴにスパイスを加える。KO-ICHIROさんのピアノに聴き惚れていると、KO-HEYさんのカホンの熱いビートに耳どころか身体ごと反応してしまっていた。
今までに見たことの無いような血走った目をし、真剣な表情で一音一音リズムを刻んでいる。その情熱的なビートがしっかりと心を掴んで離さなかった。
みんな大好きMC KO-ICHIRO、今回はいつもと違うんです。
『ラビリンス~Mo'Passion~』が終わるとMC KO-ICHIROが始まった。
開口一番「拍手がたりなーい!」と客席を煽るKO-ICHIROさん。喋ろうとするとKO-HEYさんが制し、MC KO-ICHIROが25分にかかってしまうと大変なので、100円均一で買ってきたキッチンタイマーを導入し時間を計りますと発表。
面白かったら延長、微妙ならチェンジ……と言ってるそばから「ピッ!」と無情にタイマーの音が鳴る。
当日は雨も降っていたので湿気の話に。ホテルは乾燥しているので加湿しないと喉に良くないという話をし、お風呂場を開けたままシャワーを流して加湿したりするという。TAKEさんはそれで過去に何度か火災報知器を鳴らしてしまったことがあるというエピソードに「火元ならぬ湯元」というオチまでしっかりつけたトークをしていた。
そこで一度「ピピピピ……」とタイマーが鳴ってしまうも、アディショナルタイムという形で延長。「ピッ!」と再びタイマーが鳴る。
アディショナルタイムではKO-ICHIROさんがEXPO'70の方の大阪万博に行った際に、太陽の塔の中に入ったコトがあるというエピソードをしたり(ちなみに中にはエスカレーターがあるとのこと。)
JR大阪駅前のチルド販売の蓬莱551を買う長蛇の列に並び、35分近く待ち続けてあわや新幹線に間に合わなくなりそうになったという話もあったり。
しまいには伊丹空港を池田空港と間違ってしまいKO-HEYさんにツッコまれて、「大阪弁も薄なってますしね」と自虐的に言うと「あきません」とKO-HEYさんにさらにツッコまれていた。
そしてゴングの音と共にMC KO-ICHIROは終了!
予想外のアレンジ
TAKEさんが戻ってきてまずは"Sha la la"……ですが、2番のBメロで思いっきり目があったことしか覚えてないですごめんなさい。ライブ中にメモを取るようになって1年が経つけど、ペンを持っている手が全く動かなくなったのは初。(ちなみに1ヶ月以上経ってもくっきり心に焼き付いてる。)
軽いMCを挟み映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』の話に。MC KO-ICHIROと映画ゴッドマザーは一緒と話すTAKEさん。泣くと思ったら笑ったりみたいなノリが同じとのこと。そこから『ゴッドマザー』を観に行った話になる。
TAKEさんが「おかん、体調崩してたからそれも相まって刺さった」と映画を見て涙したことを語ったり、主演の大地真央さんから歌詞を直して欲しいという依頼が直接メールで来ていたことも明かしていた。
そこから今回のツアーの名前も冠している"SPECIAL"に。Jeffreyさんがリードを取るパートを1番はKO-HEYさん、2番がKO-ICHIROさんで担当する構成。毎回1曲だけの為にツアーあっちこっち回ることもできないから、それですごくいいとは思っている……が、生で音楽を聴いてる感が強いClub SOSでコーラスでJeffreyさん音源を流すのは、少しだけ寂しく感じた。(こればかりは仕方がないコトだけど……。)
続く"happypeople"では、曲が始まる前に観客のコーラスを2パート分けてから楽曲が始まった。
TAKEさんは歌いながらタンバリンとカウベルを持ちながらどちらも叩いている。ドラムソロになるとKO-HEYさんのドラムと一緒にリズムセッションもしていく。歌いながら打楽器2ついけるの器用すぎる。KO-ICHIROさんのシンセベースはよりいっそう濃厚になり、途中で一度KO-HEYさんがステージからはけると抱え込むタイプのカホンを持って登場。KO-ICHIROさんはサンバホイッスルを取り出し吹きながら、3人で客席を歩いていく。予想外のサンバテイストなアレンジになっていた。
そのとき記憶が飛んだ……だけではなく、時間も一瞬止まった
そして『ANSWER~歓びの歌~』ではイントロで客席が立ち上がり、どんどん盛り上がっている最中……
柔らかくて、優しいけど爽やかさがある香りがした。
TAKEさんの羽織ってる上着がふわっと動いたときである。ライブで高揚感感じて盛り上がってるときにあんなコトが起こると、一瞬時間が止まるし思考を香りが奪う。それも、『ANSWER』だけじゃない、続く"M.F.S.B."でも起こったんだ。(ここが大きい)
一度記憶が飛んだあとにかける追い打ちが強すぎる。メモをする手が全然動かない。とにかく一気にドキドキした波が2度もあったことしか記憶にない。
思考を奪われたとはいえ……でもどこか柔らかくて優しい香りにTAKEさんの人柄を感じた。
ライブ本編が終わりアンコールでステージ上に3人が戻ってくると、Season2の公演が発表される。そしてそのまま軽いMCになる。客席を歩くのは「わー!」ってなりますか?と観客に質問したり、"happypeople"の曲中の話に触れたり、TAKEさんが衣装の上着がピンクの白衣みたいだからSeason2では変えたいと話していたり。
(ちなみにKO-HEYさんにはTAKEさんの上着を「カーテンみたいなやつ」と言っていた。)
アンコールは『明日は明日』の1曲だけでした。Club SOSでのアレンジが施されて、よりいっそうしっとりとた雰囲気になっていた。リードボーカルはTAKEさん一人ではなく、KO-HEYさん→KO-ICHIROさん→TAKEさんと回しながら歌い繋いでいくスタイルになってました。
ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました!
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【追記:2025/07/07 19:58】
敬称の抜けがありましたので、修正し公開しました。申し訳ありませんでした。