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【今週の日記】君との4年半は忘れない

idraftというメモアプリが本日サービス終了した。

 

小説を書いてた頃から右腕的存在だった。Andorid版のサービスが始まった頃にTwitterのタイムラインに流れてきて存在を知り、機種変更を経て計4年半。

神って言葉を気軽に使うのは好きじゃないけど、神とか通り越して身体の一部に埋め込んでいたいぐらい便利なアプリだった。

 

メモアプリに文字数カウント機能、言い換え機能……だけではなく、辞書がついている。知らない単語に出会ったらまずは辞書で調べる、使い方があってるか曖昧な場合は辞書で調べる、とにかく辞書で調べる……そんな私とってなくてはならない執筆ツール。

 

 

 

出逢った当時は、辞書アプリと非常にシンプルなメモアプリを使っていたが、いちいちアプリを切り替える必要が無い。『書くこと』に大革命が起こった。

idraftがサービス終了するのは去年の11月の地点でわかっていたコトだったけど、アップデートしなければ使えるだろう……と思っていた。

 

 

が、それができない。

 

 

2025/03/27 11:00を過ぎると、完全に使えなくなるらしい。これに気づいたのが3日前。

散々現実逃避をしてきたけれど、慌ててバックアップを取り始める。掘り起こしたテキストデータが懐かし過ぎる。

 

ライブを観に行った夜にコンタクトが割れて大変だったこと、書かずに存在ごと忘れてしまってお蔵入りになった記事、旧ブログで一時期やろうとしていた小説……と一緒に、ときどき「今日買うもの」と「週末にやること」みたいなメモも挟まっていたりして、もはや生活の一部も侵食していた。

 

数行だけ書いてほっぽった物から、5000文字以上の下書き、都度都度バックアップを取ってる日記(頭整理するときに書いたり、オタクの本性丸出しになって騒いでてたり)が最後に編集したあとから、懐かしくなったり寂しさを感じたり。

 

病院で人間ドックを受けてる間ずっとデータを整理し、検査待合室の中で11時を迎えた。アプリを開いてみると、「idraftは2025年3月27日11:00を持ってサービスを終了しました」と書かれていて、さっきまで普通に見ていたテキストデータへ一切アクセスをできなくなってしまった。

もうデータすら見れないなら消そうと、あっさりアンイストールした。ありがとうidaft、さよならidaft。

 

 

 

……ふと、ツイタマが使えなくなったときが頭をよぎる。イーロン・マスクが「Xは純正以外認めんぞ」と、言って便利なアプリを根こそぎサービス終了に追い込んだ結果使えなくなったアプリだ。

Twitterをパソコンのインターネットブラウザみたいにチェックできて、使い勝手バツグンだった。あのときは3ヶ月経ってもアンイストールできなかったんだっけ。(※Twilogでチェックした人。てかTwilogが生き延びてるのガチのマジで嬉しい。)

 

未練をあっさり断ち切れた人として私は成長してる……のかな?

少なくとも、スマホ周りのサービスはそこまで成長してない気がする。特にXはイーロン・マスクならなんとかしてくれるなんて思ったのが本当にバカみたいだなぁと思ってしまう。戻っておいでよ。青い鳥。

 

てか……移住先、どうしよう。

創作界隈ではプロットを作る機能がついてて便利……という話は出てくるけど、そんなしっかり練った小説は当分書こうと思わない。(でも、ショートショートは書きたい。AI使ったら結構サクッと書けそうだし。)

 

 

そして、最後にもう一度だけ。idraftさん。NTTドコモさん本当に本当にお世話になりました。こんな便利なサービスが終了してしまうなんて残念ですし、もし復活があれば絶っ対に使います。ありがとうございました!