タイトルそのまんまです。私が10年以上読んでるマンガ『青の祓魔師(エクソシスト)』が展覧会開催を記念し、今現在電子書籍で1~25巻までが無料で読めます。
青の祓魔師とは
簡単にいうと、人間と悪魔のハーフである主人公(奥村燐)が、育ての親を悪魔の王様(サタン)に殺されてしまい、悪魔を倒す祓魔師(エクソシスト)を目指すという話である。
燐はエクソシストになるために正十字学園という学校へ通うコトになる。ハリー・ポッターでいうところのホグワーツ魔法魔術学校に似てると感じと思っていただければいい。(友達や仲間が増えるからね)
だけど、少年漫画なだけあってハリー・ポッターよりもバトル要素が強い。
作中に出てくる悪魔は、必ずしもみんなが敵ってわけじゃない。伝承や神話に出てくる神様や精霊も「悪魔」として扱われていて、中には人間と仲良くしたり、協力してくれる存在もいる。
悪魔はそのままでは人間の世界にいられず、生き物や物(岩や石みたいな目に見えるものから、空気みたいな見えないものまで)に憑いて姿を持つ。
そんな中で、人間に害を与えたり、世界を支配しようとするサタンみたいな存在もいる。そうした悪魔を倒したり、取り憑かれた人を救うのがエクソシストの役目である。
全人類読んでっていうけど、なにが面白いの?
ストーリーが面白い
主人公が正十字学園に通い、京都編、島根編……と物語が進んでいくけど、ただ皆で頑張ってエクソシストになってサタン倒すぞ!!ではない。結構骨太で深い。
サタン復活を目論む謎の組織イルミナティの登場、様々なエクソシストの登場、正十字学園、そして……主人公の燐が生まれる前の話。(全て25巻までで読める話)
特に主人公が生まれる前の話が最高です。少年漫画ですが愛について説いてます。いや、それだけじゃない。生と死、人を愛すること、家族愛、兄弟愛を説いてる。
設定や世界観はちょっとややこしいけど、ちゃんと解説は挟んでいたり巻末には色々載っているから大丈夫だと思う。ピンとこない人(や、もっと知りたい人)はWikipediaを見たり、pixiv百科事典をチェックするのがおすすめです。
特に登場人物の細かいところまでpixiv百科事典は拾ってますが、読みつつチェックする際はネタバレ踏まないように気をつけて……(ある程度配慮されてると思う。多分。)
登場人物(人物?)がいい
人物?にしたのは、青の祓魔師は悪魔が結構登場するからである。とにかくキャラが皆いい感じ。
個人的にはメフィスト・フェレスとルーイン・ライト推しです。
メフィストは正十字学園日本支部学長であり、謎が多くミステリアス。ふざけてるコトが多いが洞察力と判断力に長けていて、しかも超強い。掴めない道化師のような感じが好きです。
ルーインは最推しです。エクソシストの中でもずば抜けて強く、純粋で好奇心旺盛で興味津々、だけど皮肉屋で策略家で冷徹な一面もある。組み合わせとギャップが良すぎて困る。
無料版ではありませんが最新巻読んで私は号泣しました。ネタバレになるから何をどうとは言わないが……ばかやろう。とだけ。
ネタが細かくしっかり書かれている
私は神話や伝承が元ネタになってる作品(CLAMP初期作品、女神転生シリーズ等)が好きなので、青の祓魔師みたいな話は読んでてワクワクします。巻末には解説も色々載せているし、1~25巻無料でもしっかり読めます。
と、言うことで青の祓魔師はいいぞ。ぜひ!!!!