Skoop On Somebodyの新曲"GOOD NEWS"が本日11月6日に先行配信でリリースされた。
『僕たちのゴスペル』をテーマに、日常という小さな世界にゴスペルを落とし込んだナンバー。
楽曲初オンエア時(10月30日倶楽部SOS)には、自分自身と向き合うことが僕らのゴスペル、どうやって生きていけばいいのかを考えるのもゴスペルという話が出ていた。
それに対して考えたとき、『自己受容』という赦しと『自己肯定』というポジティブシンキングで向き合っていく事が大切だと思えた。
ゴスペルの根源的な部分と繋がってると思ったので、考察という形でGOOD NEWSに込められたメッセージを紐解いていこうと思います。
お付き合いいただけたら嬉しいです。
【目次】
自己受容という赦し
GOOD NEWSのコンセプトは『僕たちのゴスペル』。ゴスペルは身近なものであるとSkoop On Somebodyのメンバー3人は度々話している。
社会やこの国といった広い世界に対する大きな不満はどうしようもないけど、日常における小さな不満、特に自分自身に関する出来事を赦して受け入れる力が、この時代には求められてる気がする。
実体験の話なるが、私はとある持病を抱えている。生活に支障をきたすことは無いとはいえ、上京して憧れていた文章や音楽に携わる人間になるのを諦めたり、社会に出たら出たで結構色々言われた。
故に負の感情に満ちてた頃もあったけど、なってしまったものは仕方ないと自分自身を受け入れてからは、すごく生きやすくなった。
不寛容な時代だからこそ、せめて自分自身には寛容に。自己受容という赦しは現代を生き抜く上で大切なことに違いない。
ちょっとした自己肯定力
そして、もう一つ。自分自身を褒めて自己肯定力を高めていくこと。
元々はすごく苦手なコトだったけど、これができるようになったのは本当に大きいと痛感してる。
とにかく、些細なコトでも自分自身を褒めていく。
電車でおばあちゃんに席を譲った、仕事で誰かを上手くサポートできた、目標としてたところまで勉強ができたとか。
ダイエット中なら甘い物我慢できたとか、筋トレが続いたとかでもいい。(私は布団に入る時間が早かったら自分を褒めてます。)
そういうコトでいいんです。自己愛が求められるからむずかしいかもしれないけど。
……自己愛って言葉だけだと、鏡を見て「わー、今日もめっちゃくちゃ私かわいい!!」みたいなナルシスト的な意味合いでとられそうだけど、決してそうではないです。
自己肯定力を上げると、重く不穏な空気に飲まれにくくなります。
自分自身が頑張ったと思うことや行動、些細な出来事を、ほんのちょっとだけ褒めてみてください。
おわりに
人生という旅路には終わりがある。ただ、いつ終わるのかは誰にもわからない。
予定調和で進むものでは決してないため、つまづいたり、後悔や迷いを感じて疲れてしまうこともある。
Skoop On Somebodyの音楽はそんな日々に対して、「大丈夫」という言葉と一緒に、元気でいてくれることを祈っている。
それが喜びにつながり、ささやかな幸せになる。
大きなゴスペルが持つ神の教えや罪からの救い、永遠の命といった祝福では無く、そっと近くに寄り添う形の幸せ。
それが『僕たちのゴスペル』という、Skoop On Somebodyがたどり着いた答えなのだろう。